2025-05-05 12:36 追加
石川祐希所属のペルージャは3位でリーグを終える。最終戦MVPの石川「次はチャンピオンリーグのファイナル4にフォーカスする」 イタリア1部プレーオフ
イタリアセリエAプレーオフで石川祐希所属ペルージャは3位に
Others / 全日本代表 男子
プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するペルージャは現地時間の3日、セリエA 2024/2025 プレーオフ3位決定戦第2戦でピアチェンツァと対戦。第1戦はペルージャが3-1で先勝し、この試合に勝てば3位が決定するという1戦だったが、第1戦の第1セットで12回のデュースを繰り返すなど接戦となったため、勝負の行方が注目された。
第1セットを21-25で落としたペルージャ。第2セット中盤からコートに入った石川は、レフトからの鋭いスパイク、パイプ攻撃、フェイクセットなど持ち味を発揮し、チームを牽引。25-21でセットを奪い返した。
第3セットはスタートからコートに立った石川。サーブで狙われるも、高い攻撃力でチームに貢献したが、ピアチェンツァがサーブで攻めてペルージャのミスを誘い、ペルージャは21-25でこのセットを落とす。
第4セット、2セットダウンからペルージャのサーブ&ブロックが機能し始め、ベンタラ、セメニウク、ジャンネッリのサービスエースやフロント陣の連続ブロックで得点を重ね、25-17でセットを奪い返し、フルセットに持ち込む。
最終セットは立ち上がりから石川がロマーノを1枚ブロックで止め、オフェンスでもスタンディングからの強打で決めるなど次々に得点を重ねる。一方のピアチェンツァもロマーノのスパイクで応戦し、9-9の同点となる。ピアチェンツァが先にマッチポイントを握るも、ペルージャは粘り強く4度のマッチポイントをしのいで、逆に19-18でマッチポイント。最後はセメニウクのサービスエースで20-18でゲームセット。大激闘の末、ペルージャがプレーオフ3位を確定させ、来季の欧州チャンピオンズ リーグ出場権を獲得した。
この試合でMVPを獲得した石川のコメントは、次の通り。
3位決定戦第2戦はピアチェンツァに3-2で勝つことが出来ました。イタリアリーグ最終戦をしっかり勝ちきって終えることができ、また来年のチャンピオンズリーグの切符も獲得できたので良かったと思います。
僕自身も2セット目から出て、良いプレーをたくさんできたと思います。まだサーブやレセプション、スパイクで課題はありますが、まずはチームとしてしっかり勝つことができたので、良かったと思っています。
イタリアのリーグはこれで終了しましたが、まだ僕達にはチャンピオンズリーグのファイナル4がある ので、そこに向けてしっかりフォーカスしたいですし、まだまだこの試合でも波があるゲームだったので、コンスタントにもっと高いレベルでプレーできるように残りの時間で準備して、少しでも成長していきたいと思います。
コッパイタリアとスクデットに関しては準決勝で負けているので、チャンピオンズリーグではまずしっかりと準決勝を勝って、そして決勝に進みたいと思っています。このチームで良い結果を残して終われるような準備を、残りの時間でしっかりとしていきます。
チャンピオンズリーグのファイナル4は5月16日(金)~18日(日)、ポーランドにて行われる。ペルージャの次戦は、ポーランド時間16日20時(日本時間27時)よりHalkbank Ankara(トルコ)と対戦する。
写真:Sir Safety Perugia
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