バレーボールSVリーグ男子は5日、LaLa arena TOKYO-BAY(千葉県）にてファイナルGAME2の試合を行い、サントリーサンバーズ大阪（以下、サントリー）とジェイテクトSTINGS愛知（以下、STINGS愛知）が対戦。

両チームのスターティングメンバーは、サントリーが小野寺太志、佐藤謙次、デアルマス・アライン、大宅真樹、髙橋藍、ドミトリー・ムセルスキー、リベロ・藤中颯志。STINGS愛知は、髙橋健太郎、関田誠大、村山豪、宮浦健人、リカルド・ルカレッリ、トリー・デファルコ、リベロ・小川智大。

第1セット、立ち上がりから競り合い、3－3。両者譲らぬ展開で11－11まで同点が続き、STINGS愛知に先に12点目が入り、テクニカルタイムアウトを迎える。ルカレッリのスパイクで14－12の場面でサントリーがタイムアウト。その後、サントリーは髙橋藍のサービスエースで15－15とし、ムセルスキーのスパイクで逆転する。セット後半も接戦が続き、宮浦のスパイクで20－20。デファルコのスパイクがアウトとなり、24－23でサントリーが先にセットポイントを握るもSTINGS愛知は宮浦のスパイクでデュースに持ち込む。デュースが繰り返された後、最後は髙橋藍のスパイクが決まり、29－27でサントリーがセットを先取した。

第2セット、サントリーが大宅のサービスエースなどで5－0とリード。デアルマスの活躍で8－1とリードを広げる。ムセルスキーのブロックで10－4、髙橋藍のバックアタックが決まり、12－5でテクニカルタイムアウトを迎える。セット後半もサントリーの勢いは止まらず、髙橋藍のサービスエースで19－9。STINGS愛知は途中出場の藤原直也らが活躍するも突破口が開けず、最後はサーブがアウトになり、サントリーが25－16でセットを連取した。

第3セット、髙橋藍のバックアタックなどでサントリーが4－2とリード。後がないSTINGS愛知は宮浦やデファルコの攻撃などで攻め、村山のサービスエースで5－5と同点に。髙橋健太郎のブロック、ルカレッリのスパイクなどでSTINGS愛知がリードを奪う。宮浦のスパイクで13－10、村山のクイックで14－11とリードを保つが、サントリーも髙橋藍や小野寺らが要所で決めて、なかなか点差が縮まらない。徐々に追いつかれ、サントリーが17－16と逆転したところでSTINGS愛知はタイムアウトをとる。その後も拮抗した戦いとなるが、ムセルスキーがラリーを制してサントリーが先に20点に乗せ、20－19。しかし、STINGS愛知も引き下がらず、ルカレッリがサーブで攻め、村山が決めて、21－21と同点とするが、反撃もここまで。サントリーは小野寺のクイック、ムセルスキーのサービスエースなどで24－22とマッチポイントを握る。最後はムセルスキーが決めて、25－22でゲームセット。この結果、サントリーが2連勝し、SVリーグ初代王者の座に輝いた。

大同生命SV.LEAGUE MEN・5日の結果

@LaLa arena TOKYO-BAY
サントリーサンバーズ大阪 3 – 0 ジェイテクトSTINGS愛知
(29-27 25-16 25-22)

写真：縞茉未、中西美雁