2025-06-18 14:30 追加
群馬グリーンウイングス・ファン感謝祭 笑顔と涙。新しい一歩を踏み出したチーム、ひとつの区切りに SV女子
群馬グリーンウイングスファン感謝祭
SV女子
バレーボールSVリーグ所属、群馬グリーンウイングスは5月31日、昌賢学園まえばしホールにてファン感謝祭を開催した。
当日の模様を写真をふんだんに使ってレポートする。
また、別途フォトギャラリーも用意したのでそちらもぜひご覧いただきたい。
グリーンウイングスはこれまで自前の体育館でファン感謝祭を行ってきたが、SVリーグの所属となったこともあって会場をグレードアップ。外部ホールにファンクラブ会員を招待する形での開催となった。
■選手入場からオープニングトークショー
初のトップリーグを戦ったグリーンウイングス。チームは3月15日、OPEN HOUSE ARENA OTAで記念すべきSVリーグ初勝利を挙げたが、トークショーではその時のエピソードが披露された。勝利インタビューを受けた髙相みな実選手の「前髪が一筋落ちた」髪型がスクリーンに映し出され、齋藤真由美監督(現GM)が、「昭和ならチェッカーズみたいね」とコメント。壇上で道下ひなの選手がその模様を再現した。
また、道下選手は昨季のチームミーティングの模様について語り、齋藤真由美監督の滑り気味のダジャレが緊迫感に包まれたチームに落ち着きをもたらしていたことを明かした。
実例が思い出せなかったこともあり、ここで齋藤監督は即興でダジャレトークを披露する。
「今日はドキドキドッキン土曜日でございます」「明日はにっこりニコニコ日曜日」
と矢継ぎ早にハイ・クオリティーの新作を繰り出し、なるほど、と会場を納得させた。
■ゲーム大会~監督挨拶~ファッションショー~退団選手挨拶
各種ゲーム対決では選手たちの戦う心も垣間見れた。
クイズバトルでは角谷未波主将が本気モード。取りやめた答えがどうやら正解だったらしいと知ると、「こっちが自分たちの答えだ」と力強く主張。そのまま勢いで押し切った。どんな時でも諦めない、今季のグリーンウイングス。その姿を象徴するかのような一幕を見せてくれた。
「借り人競争」では出されたお題に適合した参加者を壇上に誘導。服装や持ち物をテーマに借り人が行われた。
「小学生」という出題に対しては複数チームが「なんちゃって小学生」を連れてきたが、某チームが確保した丸山佳穂コーチは見た目があまりに自然だったのか、特に異議なく審査が進んでいった。
その後、齋藤真由美監督と坂本将康新監督の挨拶を挟み、選手がテーマに沿ってコーディネイトした私服を披露する「ウイングスコレクション」を開催。華やかな雰囲気で会場は大いに盛り上がった。
プレゼント抽選会では選手のサインボールが配布された。プレゼンテーターは普段裏方を務めるアナリストの中野亜美とマネージャーの泉瀧佳奈が担当した。
その後、退団選手が挨拶を行い、花束贈呈。サイン会にてすべてのプログラムが終了した。
グリーンウイングスにとっては初のホール開催であったが、客席からの視界を良好にするため、座席の前後を1列あけるなど細かい部分にも気遣いが行き届いた充実の会であった。
以下、退団選手のコメントを紹介する。松尾、白岩の両名は今後もチームスタッフとして活動する。
■退団選手コメント
●松尾奈津子選手(セッター)
本日はお足元の悪い中、会場にお越しいただきありがとうございます。シーズン途中加入にもかかわらず、温かく迎えてくださった球団の皆様、ファンの方々、たくさんの経験を与えてくださって本当に感謝しています。これからはバレーボールを通して得た経験を活かし、第2、第3のグリーンウイングス選手を育てていけるよう頑張っていきたいと思います。これからもグリーンウイングスに熱いご声援よろしくお願いします。本当にありがとうございました。
●栗栖留生選手(リベロ/セッター)
今日は本当にありがとうございます。自分は本当にファンの皆様のおかげでバレーボールをここまで続けられたと思っています。これからは別々の道になってしまいますが、またどこかでお会いしましょう。
●目黒愛梨選手(ミドルブロッカー/アウトサイドヒッター)
たくさんの応援ありがとうございました。そして今日はファン感謝祭に来ていただきありがとうございます。皆さんにこうして直接お礼を言える機会があってすごく嬉しいです。皆さんのおかげで私も今シーズンを頑張ることができました。退団する選手、残る選手、新しく加入する選手、さまざまな選手がいると思いますが、それぞれの選択の未来が明るいものであることを願っています。私自身、より一層の努力と情熱をバレーボールに注いで、まだまだ頑張りたいと思っています。これからもグリーンウイングスの応援をよろしくお願いします。
●白岩蘭奈選手(アウトサイドヒッター/オポジット)
今シーズン、たくさんのご声援ありがとうございました。そして本日お集まりいただきありがとうございます。グリーンウイングスは3チーム目になりますが、このチームに出会えたこと、愛のあるファンの皆様と3シーズンをグリーンウイングスの一員として戦い抜けたことは、私のバレー人生にとって本当に素敵な思い出となりました。私はまた新たな形でバレーボール界やグリーンウイングスを盛り上げていけるように、皆さんと一緒に頑張っていきたいと思っています。本当にありがとうございました。
●正木七海選手(オポジット)
今シーズンもたくさんのご支援、ご声援、本当にありがとうございました。この舞台でバレーボールができたこと、ここにいる選手やスタッフの皆さんと、そしてファンの皆さんと最後まで戦い抜けた経験は、私にとって本当に財産になります。本当にありがとうございました。
●小林知加選手(アウトサイドヒッター/リベロ)
本日はお集まりいただき本当にありがとうございます。バレーボールを続けて16年経ちましたが、その最後のバレーボールをこのSVリーグの舞台で皆さんと共に戦い続けられたことを本当に嬉しく思います。温かい皆さんの応援のおかげで最後まで戦い抜くことができました。今まで本当にありがとうございました。
●清水愛選手(ミドルブロッカー)
本日は本当にありがとうございました。この4シーズン、内定期間含めて5シーズン本当に皆さんのご声援のおかげで、ここまで私自身もやってこれました。これからも引き続き精一杯頑張っていきますので、応援のほどよろしくお願いします。そして、群馬グリーンウイングスの応援もよろしくお願いします。
●林田愛佳選手(ミドルブロッカー)
今日は本当にありがとうございました。ファンの方々と交流ができて、最後にとても良い思い出ができました。2シーズンという短い時間でしたが、この2年間は自分にとって宝物です。今シーズン戦った選手、スタッフ、ファンの方々の思い出とともに、自分自身これからも成長していけたらと思います。これからも群馬グリーンウイングス、林田愛佳の応援をよろしくお願いします。
●小出雛選手(リベロ)
今日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。1年間という短い時間ではありましたが、ファンの皆様の温かい言葉や、選手やスタッフの皆様の支えがあって、戦い抜くことができました。私自身、新しい道に進みますが、またどこかでお会いできたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。
●閑田千尋選手(セッター)
本日はお越しいただきありがとうございます。内定期間を含めて1年と半年、群馬グリーンウイングスでバレーボールができたことをとても誇りに思います。群馬で過ごした時間は、私のバレー人生の中で最もバレーボールと真剣に向き合ったとても濃い時間だったと思います。素晴らしいスタッフ、選手、温かいファンの皆様と出会えたことをとても感謝しています。今シーズンは、勝つことの難しさに直面して、悔しさやもどかしさをたくさん味わいました。その中で悔しさに立ち向かう心の強さや、勝った時の大きな喜び、仲間とのつながりの大切さをたくさん実感できました。選手としてだけでなく、人としてもたくさんのことをここで学び、成長できたと思います。私自身、これから先、いろいろなことを選択していくことにはなりますが、どんな道を選んだとしても、ここで得た経験のすべてを力に変えて、これからも何事も頑張っていきたいと思います。短い時間でしたが、ありがとうございました。
撮影 堀江丈
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