2025-06-18 20:43 追加
女子日本代表、タイに2セットダウンからフルセットで勝利。和田由紀子が29得点。島村春世の移動攻撃も光る VNL
女子日本代表、タイにフルセット勝利 VNL
全日本代表 女子
バレーボールネーションズリーグ2025 予選ラウンド第2週香港大会の第1戦・タイ戦がホンコンチャイナで開催され、日本は18日、タイと対戦。フルセットの末、勝利した。
日本チームのスターティングメンバーは、島村春世、石川真佑(主将)、関菜々巳、和田由紀子、宮部藍梨、佐藤淑乃、リベロ・西崎愛菜。西崎は代表デビュー戦となった。
第1セット、序盤から日本でプレー経験のあるチャッチュオン、タットダオ、ピンピチャヤらの活躍でタイがリード。日本は島村のブロードが効果的に決まるも、サイド陣がなかなか決め切れず、セット後半は秋本美空を投入するもタイに主導権を握られたままセットが進む。最後もタットダオが決めて、18-25。日本は今大会、初めてセットを落とす。
第2セット、佐藤に代えて秋本をスタートから起用。拮抗した展開の中、秋本がバックアタックを決めて5-5。その後、秋本のサーブブレイクで石川がスパイク、ブロックと2連続得点し、12-11とする。リリーフサーバー・深澤めぐみのサービスエースも出て、14-12とリードするが、タイはタットダオのブロックで再度逆転。秋本に代え、佐藤をコートに戻す。一進一退の攻防となり、日本は和田のブロックとバックアタック、佐藤のスパイクなどで22-21と逆転するも終盤はタイに連続得点され、最後はチャッチュオンが決めて23-25。日本は2セットビハインドとなる。
第3セット、後がなくなった日本は宮部に代えて山田二千華でスタート。その山田が序盤からブロックとクイックで活躍する。和田のサービスエース、佐藤の2連続得点などで9-3と日本がリード。その後も関のツーアタックなどで3連続得点し、12-4とリードを保つ。ここでタイは主将のアチャラポーンを投入。中盤、アチャラポーンの活躍でタイが点差を詰めるが、日本は島村・山田の両ミドルが活躍し、最後は島村のブロードで25-20とセットを取り返した。
第4セット、山田を引き続き入れてスタート。佐藤、和田が攻撃のみならずブロックでも活躍し、日本がリード。16-8と連続得点で点差をつける。セット後半、ロングラリーの展開が続くが、和田のバックアタックとサービスエースで21-11。佐藤がラリーを制してセットポイントを握ると石川のバックアタックで25-15とフルセットに持ち込んだ。
第5セット、序盤から和田にボールを集め、その和田のサーブブレイクで6-4としたところでタイがタイムアウト。タイム明け、島村、佐藤の攻撃で8-5とする。その後、タイに点差を詰められ、10-8の場面で日本がタイムアウト。終盤も和田が活躍し、最後は石川が決めて15-11。日本で複数のチームを渡り歩いているタットダオに苦しめられたが、2セットダウンから3セットを取り返し、開幕5連勝とした。
次戦は20日、日本時間21時30分から強豪イタリアと対戦する。U-NEXT、BS-TBSで中継があり、ロンドン五輪銅メダリストの新鍋理沙さんが解説を務める。
写真:FIVB
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