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2025-09-29 07:20 追加

NEC川崎が壮行会 「〜LIFT OFF!発射式〜」を開催。山田二千華主将「大きなプレッシャーがかかる場面で、どれだけ落ち着いてベストを尽くせるかが大事」 SV女子

NEC川崎が壮行会 「〜LIFT OFF!発射式〜」を開催

SV女子

 バレーボールSV女子のNECレッドロケッツは27日、2025-26シーズンNECレッドロケッツ川崎壮行会 「〜LIFT OFF!発射式〜」を川崎駅前商業施設「川崎ルフロン」にて開催。日本代表選手の活躍の影響もあり、会場には例年の3倍以上と思われるファンが詰めかけた。

 まず、レッドカーペットの敷かれた階段から新ユニフォームを着用した選手が登場。それぞれポーズを決めて会場を盛り上げた。その後行われたトークショーではホームゲームでもMCを務めるムッチー鈴木氏が選手一人ひとりに質問をし、全員が今シーズンの抱負やオフタイムのこと、試合の見どころなどについて話した。

 また、新設されたNECレッドロケッツ川崎U15の選手たちの紹介もあり、U15の選手たちは緊張した様子でレッドロケッツの選手たちに向け、挨拶を行った。

 イベント終了後は囲み取材も行われ、今季から主将に就任した山田二千華選手は、「たくさんの方に集まっていただき、試合で結果を出すためにいい準備をしていきたいと改めて感じた。日本代表から合流し、全員揃っての練習もまだ足りていない状況だが、最後の頂点を目指して、一人ひとりがチームをどう勝たせるかという意識を持てるように働きかけ、自分自身も成長していきたい」と語った。

 昨シーズンはファイナルで大阪マーヴェラスに2敗し、準優勝という悔しい結果だったが、「チーム力や個々の安定力の部分で相手が上回っていた。最後に大きなプレッシャーがかかったところで、どれだけ落ち着いて自分たちのベストを尽くせるかが大事になってくると思う。そのために個々が自信を持てるプレーを作り、チームとしての強みも一人ひとりが理解して、それをしっかり相手にぶつけていけるような状態を維持し続けることが重要になる」と話した。

 長年同じポジションで活動してきた島村春世選手が韓国リーグのペッパー貯蓄銀行AIペッパーズに移籍したが、「ジョンさん(島村選手)からは『次は二千華がチームを引っ張る番だよ』と声をかけてもらった。ジョンさんから受け継いだものを途切れさせないようにミドルとして常にハードワークして印象に残るプレーをしたい。攻撃面、ブロック、サーブも決定力が大事になるので、ポイントをとることに集中したい」と意気込んだ。

 今季から就任した中谷宏大新監督は、「日本代表の選手と外国籍選手が不在の夏場は、若手が一気に増えたので、底上げするという意味で、バレーボールの基本的なところから戦術理解のところまで含めて、細かく、地道にひとつひとつ取り組んできた。全員に期待しているが、たとえばアウトサイドヒッターなら今年B代表で活躍した廣田あい選手の攻撃力や、佐々木遥子選手のディフェンス力など、それぞれの持ち味をうまく組み合わせてやっていきたい」とここまでの取り組みや構想を話す。

 トップリーグの監督はヴィクトリーナ姫路、Astemoリヴァーレ茨城に続いて3チーム目となる。「NEC川崎は対戦相手だった時から勝負所での点数のとり方などバレーボールをよく知っている選手が多いという印象だった。監督就任後も勝つことや上手くなることをお互いに貪欲に求め合っているチームだとひしひしと感じている。これまでのよい面は維持しつつ、プラスアルファで伸ばせるところを伸ばしていけたら」と、今後に向けての抱負を語った。

 NEC川崎の開幕初戦は10月11日、ホームの東急ドレッセとどろきアリーナでSAGA久光スプリングスと対戦する。


写真:黒羽白

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