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会見・コメント

2025-10-24 13:59 追加

群馬グリーンウイングス・塩崎葵葉「やってやるぞという気持ちの高ぶりがあった」、工藤真帆「新しい学びのもと、チャレンジしながら試合に臨んでいます」 SV女子

群馬グリーンウイングス 会見コメント

SV女子

10月19日ヤマト市民体育館前橋(群馬県)で開催されたバレーボールSVリーグ女子 群馬グリーンウイングス対NECレッドロケッツ川崎(GAME2)の試合後会見から、群馬グリーンウイングスのコメントをお届けする。

群馬 0(22-25、15-25、23-25)3 NEC川崎

出席者 髙相みな実主将、山下遥香選手、塩崎葵葉選手、工藤真帆選手、坂本将康監督

●髙相みな実主将(アウトサイドヒッター)

第1セットの入りから自分たちのやるべきことができていた上での敗戦だったと思っています。
NEC川崎さんがいいオフェンスやディフェンスを出してきていた中、それに自分たちがどうやって食らいついていくかというところが課題だと感じました。
第3セットに自分がスタートで入りました。
バレーボールを楽しむことを忘れないようにしようと思って入ったのですけれども、結果的に負けてしまいました。
ただ、個人としては自分のやるべきことを果たしたのかなと思っています。
最後の場面での得点の取り方を、これからもっと追求していけたらいいなと思います。

――GAME1から改善できた点で、今日一番大きかったと思うことは何ですか?

髙相:相手レフトの選手に対してのブロックの位置取りやディフェンスの仕方は、すごく良かったと思っています。
だから競り合う展開に持っていけたのかなと思います。
あとは全員がサーブを攻めたこと。ミスもあったと思いますが、サーブで攻めて相手をいい状態にさせなかったところも修正できていた部分です。
(いろいろな改善点がある中で)今日直せるところはきちんと直せていました。昨シーズンと比べて修正が速くなっています。
ただ、改善できるということは、初日からそれができるということだと思うので、2日目にできることをまず1日目にきちっとやっていきたいと思っています。

●山下遥香選手(セッター)

昨日から修正できた部分も多かったと思いますし、終盤までしっかり競り合う場面もあったと思います。
でも、やっぱり終盤で取り切るべき部分や、終盤に行くまでの「ここで1点取れたら」という場面が取れなかったなという個人的な感想です。
全体の戦い方もそうですけど、1点の取り方を来週に向けて詰めていきたいなと思います。

――今日はサーブで大活躍でしたね。(エース4本)

山下:他にビッグサーバーもいるので、普段はゾーンを狙って崩しにいくことを意識してやっています。
でも、昨日はそれでなかなか効果が出なかった。多少相手のパスを崩しても、NEC川崎さんはしっかり点数を決めてくる。
ですので、今日はミスのリスクも背負って、スピードサーブで意識して攻めていきました。

●塩崎葵葉選手(ミドルブロッカー)

NEC川崎の中川つかささんが言っていたように、相手はブロックの高さを持ち味にしています。
その持ち味を自分たちも真似しなければならない…というわけじゃないですけど、ブロックの高さを出す、ミドルを中心にその完成度を高くしていかないと、これからの試合でもトップチームには勝てないと思いました。
ブロックにもう少し磨きをかけていかないといけないと感じました。

――昨シーズン、この会場で会見に来ていただいた時に大変緊張していらっしゃいました。手汗がすごいと(笑)。今日の会見はどうですか?

塩崎:もちろん…ちょっと緊張しています。

――第3セットを通して出場、群馬に来てホームでは一番長いプレータイムになったかと思います。どんな気持ちでコートに立ちましたか?

塩崎:やってやるぞ!…じゃないですけど、やっと自分の力を見せる時が来たぞ!…じゃないですけど。

選手一同:じゃないのか!

塩崎:そういう気持ちの高ぶりがすごくありました。
監督からは「めっちゃ声出せ」「お前らしくやれ」と言われました。1点を全力で喜び切ることができたかと思います。
ライトから開いて打つ練習をしていて、試合でも自信を持ってできたと思います。
ブロックの高さがまだ自分には足りない部分でしたが、データを見てしっかりマークにつくことはできたと思います。

●工藤真帆選手(リベロ)

前日の試合を終えて、ミーティングでしっかり対策したことが今日は出だしからできていました。
いい展開ではあったのですけれども、ここぞという時にブレイクすることや、もう1点欲しいという時に取ることができず、相手に守り切られて反撃されてしまいました。
逆に自分たちは連続失点を抑えたい、トントン拍子に進めたい時に守りきれませんでした。連続失点で流れが相手に行ってしまうという展開になってしまいました。
攻撃力では負けていないと思うので、守りでもう少し頑張りたいと思います。

――緊張してますか?

工藤真帆:はい(少し不安げな表情で)。

――群馬というチームの印象は?(工藤選手は今季アランマーレ山形より移籍加入)

工藤:群馬はチームの一体感が本当にすごいと思います。試合に出ている選手でも出ていない選手でも、みんながコートに立っているんじゃないかと感じるくらいです。
自分がベンチに帰ってきた時に控えの選手が「相手がこうなってるよ」「今のは大事だからもっとこうしていいよ」と自信を持たせてくれたり、点数を取れる方法を発信してくれます。
コートには6人しか立っていないけど、実際はみんなが立っているようなチームワークを感じるチームだと思います。

――坂本監督の下で新しい発見をする選手が多いと聞きます。工藤さんにとって新しいプレーや気づきはありますか?

工藤:坂本さんもそうですが、コーチ陣にもいろいろ指導してもらっています。
アランマーレ時代に丁寧なバレーを学びました。群馬では44試合戦い切る、より実戦に即した技術や見方の部分で新しいことを教えてもらっています。
体の負担も考え、手首をうまく使ったり、レシーブの入り方やディグの入り方などです。そういったことにチャレンジしながら試合をしています。

――どういうプレーでチームに貢献したいですか?

工藤:リベロですのでレシーブ面が求められています。外国籍選手のサーブレシーブをチームでケアして、良い体制で攻撃に持っていく。
チームに攻撃力があるからこそ、もっと粘ることができれば勝ち星が見えてきます。
ブロッカーとしっかりコミュニケーションをとって、粘り強いバレーをしていきたいと思います。

――みなさんからホーム2戦目を終えての感想を。

髙相:1700人を超えるお客さんが入って、素敵な会場で自分たちがバレーボールできることがすごく嬉しいです。
自分のバレー人生においてもなかなかこういう機会はないと思います。
ただ、昨シーズンもそうですが、結果を出す、ホームで勝利するということがこれからの大きな改善点です。
皆さんの前で勝利を上げるのが一番重要だと思っています。まずは群馬県民の皆さんに勝利を届けたいという思いがあります。自分たちが気持ちを出して勝利をつかみ取りに行きたいと思っています。

山下:移籍してきて初めてのホームゲームでした。本当にたくさんのお客さんが来てくれていて、盛り上がりを肌で感じましたし、演出もそうですが、本当に素晴らしいホームゲームだったなと思います。
ただ、髙相も言いましたけど、そこで勝てなかったなという思いがあります。
特に3セット目でこちらが追い上げている時の盛り上がりは本当にすごかった。勝ってお客さんと一緒に喜びを分かち合えるように、次のホームゲームに向けて頑張っていきたいなと思います。

塩崎:掛け声に合わせて拍手をもらったり一体感がすごくあります。チームも選手もファンの皆さんも一緒に試合を作り上げている感じです。それは選手にとってもすごい後押しになっています。
今日、試合でサーブを打つ時に緊張がありましたが、その緊張感の中で応援してくれている人がいるのは本当にありがたいことだと感じました。
恩返しはやっぱり勝っていくことだと思うので、頑張っていきたいと思います。

工藤:加入してきて初めてのホームゲームで、来場者数の人数にすごくびっくりしました。
最初は試合でも緊張するんじゃないかと思っていたのですけれども、いいプレーをしたり決まった時に一緒に盛り上がってくれて、自然と自分たちの集中力も上がっていきました。
チャレンジのようにプレーが途切れると流れが変わりやすくて、選手からすると嫌な時間なのですが、そういう時に「Go Wings」というコールをみなさんがしてくれて、集中を保つことができました。
皆さんの期待に応えられるように、来週もホームゲームなので勝利をお届けできるように頑張ります。

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