2025-12-06 08:00 追加
デンソー・ロザマリア・モンチベレル「相手がやってくるとわかっていたことを効率的に対応できなかった」 SV女子会見
SV女子
●辻健志監督

この試合を取り返せるわけではないですが長いリーグ中で16戦で8勝8敗に終わった成績を心摯に受け止めて、次週の試合に向けて準備していきたいと思います。
――相手のミドルブロッカー(トラン・ティ・ビック・トゥイ選手)がデータがない中でどのように対応したか?
辻:彼女は昨シーズン韓国リーグ(GSカルテックス・ソウルKIXX)に在籍していたので映像も見ていました。
どれだけシーガルズさんのバレーにフィットしていくのかなと思っています。
昨日と今日と精度が上がった中で、対応がちょっと後手になったというのは事実かなと思います。
特に第4セットで真ん中からの攻撃をディフェンスできませんでした。
それよりもオフェンスが機能せず、ラリーも取れなかったなどの色々な反省点があります。
ただ、データがない中でもチームの中でこう守ろうとかこうしていこうという話は出ていました。
ラリー中ももう少しアジャストしても良かったのかなというところはあります。
――第3セットは7-14から18ー17で一度逆転したが最後セットを取られたことについて。
辻:サイドアウトが取れませんでした。
ブレイクで追いついてこれからという時にサーブレシーブ(レセプション)で乱れました。
自分たちが思い描いた展開はできていませんでした。
逆転したところで石倉(沙姫)がサーブを弾いてしまい、その後も点数を取れずに相手に20点行かれました。
そのプレーが全てではないですが先行していくべきところで、先行できなかったうえ追い上げたところで、もう1つ踏み越えられなかったところは今後の教訓にしないといけません。
――今シーズンは現在8勝8敗で望んだスタートではないと思うが、今後どのように進めていくか?
辻:昨シーズンは開幕6連勝で勝ち星が先行した形でした。
44試合ある中で後半体力的に厳しいところで厳しいシーズンになりました。(レギュラーシーズン4位でセミファイナルで敗退)
今シーズンはトータルで44試合を見ています。
最初から選手を固定にするのではなく、いろんな形でチャレンジしながらというところでやっています。
それが噛み合う、噛み合わないところが出てきます。
その反省材料を元に、徐々にチームとしては良くなってきてはいると思います。
勝ち切れなかったり、勝負どころのミスが出てしまい試合感がないということが出ています。
長く出ている選手が疲労が出ているなどいろんな原因はある中で来週の試合でSVリーグは1度中断しますが少しでもいい状態を上げられるように、来週もホームゲームでできますので、そこの試合に向けて準備していい状態で入れるようにしたいです。
――先週のPFU戦で復帰した大崎(琴未)選手に期待するところは?
辻:非常にブロックの形がいい選手で表も裏もポジション3、6もできる選手です。
いろんな活躍の場が出てくるとは思うんですけど、現状チームで6人ミドルがいる中で、どの選手もそれぞれいい特徴を持って準備しています。
そういった選手をうまく起用できるように、練って準備していきたいなと思います。
――連続得点もある中で連続失点もあったがその違いは?
辻:今日の試合はいかにラリーを続けられるかっていうところで、本来ならならもう1歩手前で決まったりという状況ができればよかったです。
アタックが決まったり、きっかけとなるプレー、例えばサービスエースだったり、ブロックポイントだったりといった流れが噛み合ってる時は連続得点ができていました。
連続失点してる時はアタックが決まらず、例えばブロック利用されてタッチアウト決められる、プッシュ、ディップ、弱いボールで決められました。
なかなか得点が取れないまま失点してしまう時に次のプレーが雑になったり、そういったケースが今日多かったです。
試合の中でも修正は掛けましたがサブリーナ選手は岡山さんのようなチームとやるのは初めてです。
要所でミスが出てしまった経験を今後に活かして欲しいです。
――吉田(美海)選手を起用したが。
辻:彼女は今節初めての出場となりました。
昨日と今日2枚代えという形で登場してもらい今日アタックでいい成果が出せました。
ロザ選手がいる中での2枚代えなので、通し(前衛、後衛両方でプレー)でというところまではまだ準備はできていませんでした。
今回に関してはそういった準備で役割を果たしてくれたのかなと思います。
左利きで切れもよく、いいアタックを打ってくれたので、今後に活かせます。
――第2セットはいい形で取れたが第3、4セットとの違いについて。
辻:第2セットは中盤ぐらいから連続得点で自分たちのリズムができました。
相手も交代を頻繁に行って、次のセットの準備してることは理解ができました。
次のセットはメンバーを戻した状態で、序盤はシーソーゲームでいい状況でした。
こちらが相手のペースに引き込まれ、チームもミスを出しました。
シーガルズさんとやる時はミスが普段と異なります。
そういったところが第3、4セット相手を勢いづかせてしまいました。
ミスがこちらから出てしまったところはチームで長い目で見ると経験をこの次に活かしていけるように同じことを繰り返さないように、連続失点を止めたというところはフォーカスして練習をしていきたいです。
――柳選手を起用しているが評価は?
辻:彼女はポテンシャルが高くてブロック力もありますし、クイックを決めきる力もあります。
若干セッターとのコンビネーションで精度が落ちてしまう時があるので長い目で見ていろんなチャレンジをしている状況です。
今日の試合に限って言えば非常にいいサーブも打って連続得点をしていました。
彼女の持っている力をまだ引き出せていないと思いますが今日のところは力を発揮してくれました。
写真:黒羽白
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