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2025-12-12 02:06 追加

女子クラブチーム世界選手権 コネリアーノが4回目の優勝を狙う

女子クラブチーム世界選手権1日目

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バレーボール女子クラブチーム世界選手権がブラジルのサンパウロ市で始まった。8チームが2グループに分かれ、3試合を行い、各グループの上位2チームが準決勝へと進む。

A組
南米代表 アリアンサ・リマ(ペルー)
開催国出場 オザスコ・サン・クリストヴァン・サウーデ(ブラジル)
欧州代表 サヴィーノ・デル・ベーネ・スカンディッチ(イタリア)
アジア代表 ジェティスVC(カザフスタン)

B組
欧州代表 プロセッコ・DOC・イモコ・コネリアーノ(イタリア)
南米代表 デンチル・プライア・クルーべ(ブラジル)
アフリカ代表 ザクレマ・スポーティングクラブ(エジプト)
招待国 オーランド・ヴァルキリーズ(アメリカ)※アジア代表が辞退により1カ国になったため、代わりにFIVBからの推薦で参加。

■アメリカプロリーグのチームが、前年覇者コネリアーノに挑む

長年ケガに泣かされた朱婷(コネリアーノ)だったが、ベテランの味は健在だ(写真:Volleyball World)

アメリカで2024年から始まったメジャーリーグバレーボールから、2025年の覇者オーランド・ヴァルキリーズが参加し、クラブチーム世界選手権にアメリカのチームが初出場になった。新設されたプロリーグでの力が、世界ではどの程度通用するのか試すいい機会であり、今後、大陸予選の段階からアメリカチームの参加が認められれば、ブラジルやペルーのチームにとっては、いい刺激になる。

しかし、コネリアーノの壁は高かった。アメリカでは来年1月がシーズン開幕になるので、まだ試合勘の無さが否めないヴァルキリーズ。コネリアーノに8本のサーブで揺さぶられるとミスが続き、リズムがつかめず、ポイントゲッターであるOPアバクロンビーに球をつなげることができない。逆にコネリアーノは、OH朱婷が強弱を混ぜて相手に的を絞らせることなく、ポイントを重ねた。結果はコネリアーノ3-0ヴァルキリーズ(25―14、25-13、25-19)となり、4度目の優勝を狙うイタリアのコネリアーノが初戦を飾った。

初日を終えて、イタリアの2チームが一歩抜き出ているように思うが、アリアンサ、ジェティス、ヴァルキリーズと初出場のチームもどこまで行けるか、ブラジルが地元の意地を見せるか、昨年よりひとつでも上を狙うザクレマと楽しみなチームが集まったようだ。

■試合後のコメント

OHガビ(コネリアーノ):たくさんの応援があって嬉しかったです。チームのみんなも、「ブラジル人は本当にバレーボールが好きなのね」って感じています。今日はブロックの浮き沈みがありましたし、ディフェンスももっと上向きになると思います。

インタビューに応えるガビ(コネリアーノ)。長年ブラジル男子代表リベロだったセルジオも応援に駆けつけた(写真:筆者)

サンタレーリ監督(コネリアーノ):対戦相手がどういうチームかあまり知りませんでしたが、良いスタートを切れたと思います。季節も違うし、移動も長かったのですが、ガビの母国ですし、ブラジルで試合するのは、素晴らしい事だと思います。ブラジルのチームは勝ち方をよく心得ているので、要注意です。

OPアバクロンビー(ヴァルキリーズ主将):まだシーズン前で、あまり練習が出来ていない状態で来たのですが、初めてクラブチーム世界選手権に参加できたことを誇りに思います。アメリカの存在を示せると思います。ブラジル、エジプトとタイプの違うチームとまだ当たりますが、全力を尽くします。

取材: 唐木田 真里子

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