2025-12-13 07:00 追加
東レ静岡・藤中優斗主将「相手に決められるボールが明確にこちら側の原因であるケースが多かった」 SV男子会見
東レ会見 SV男子
SV男子
12月6日に香陵アリーナ(静岡県)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、東レ静岡 vs サントリーの試合後、東レ静岡の会見をお届けする。

■東レアローズ静岡

●山田大貴選手(アウトサイドヒッター/オポジット)
内容としては完敗だったと思います。
相手のサーブにやられたというより、スパイクが相手の高いブロックに対して効果を得られませんでした。
それが相手に余裕を与える原因になったと思っています。
これが第3セットまで続けて起きてしまったことはマイナスです。
サーブレシーブ(レセプション)が返っていた部分など、通用していた部分がありました。
そこを修正して明日に相手が余裕がなくなるようにゲームをやっていきたいと思います。
●テイラー・エイブリル選手(ミドルブロッカー)
(日本語で)こんばんは。
明らかに相手は良いチームでした。
こういった強いチームを相手にやる時は、我慢強くやっていかないといけないと感じています。
自分たちに流れが来た時は流れを掴まないといけないです。
また流れではなくても例えば(得点源の)(ドミトリー)ムセルスキー選手のような選手からブロックタッチを取ったときは、それを繋いで得点を取ることです。
こういった小さいことをやっていき、我慢強くやって流れを引き寄せていくことが大事になると思っています。
自分たちも全ての試合で勝つためにやってきています。
明日の試合では、情熱を持って戦っていく必要があると思います。
●藤中優斗選手(アウトサイドヒッター)※主将
一言でいうと、自分たちのバレーができなかったというのがあります。
スパイク、ブロック&ディフェンスがうまく機能しなかったのが印象です。
綺麗に強くムセルスキー選手に決められるボールはうまく割り切ることや、しっかり取れるボールは点数を取るなど、割り切るところも必要だったと思います。
明日はよりサーブで攻めて、格上のチームですので、向かっていく姿勢を今日以上に出していけたらと思いました。
――藤中選手に。第1セットの前半以外は相手にリードされる展開となり、第2、3セットは序盤に連続失点をしていたが。
藤中:連続失点しているということは、サイドアウトが切れていないことになります。
こちらとしてはレセプションを我慢すること、その後の攻撃がゆっくり、単調になりブロックフォローに入れないという単調なバレーになりました。
相手選手もブロックが高い選手が多いです。
我慢強く難しいボールはリバウンドを取り別の人に託す、難しい状況をいい状況に変える切り替えができませんでした。
相手コートにボールが行った時、自分たちのディフェンスで、緩いフェイントを落とす、強打を落としてしまいました。
どっちつかずというか、全てのボールを万遍なく落としてしまいました。
こういった点でうまく割り切ることが必要なのかなと思いました。
――東レ静岡らしい繋いで繰り返して得点を取るシーンが見られなかったが、中途半端になった部分をチーム全体でどうやって立て直そうかという考えはあるか?
藤中:例えばムセルスキー選手に対しては、入るコースはミーティング通りでした。
最初はそこに入れていなかったり、ラリー中に入れてなかったりしました。
ハイボール(ハイセット)の位置取りが悪かったり、フェイントボールに対する後衛の位置取りが悪かったです。
相手に決められるボールが明確にこちら側の原因であるケースが多かったです。
相手どうこうというより、自分たちのシステムでやることをやっていければ違った展開になると思います。
――エイブリル選手に。途中交代で入るケースが多くなっているが、出場するにあたってどのような心構えで臨んでいるか?
エイブリル:ベンチからスタートする形は、自分のキャリアの中でも初めてのことではありません。
特にアメリカ代表チームでサブからスタートする時がありました。
コートでプレーしている時もプレーしていない時であったり、(冗談で)例えば通りの公園とかでバレーボールをするときもプレーをするための準備は常に整えるようにしています。
プレーしていない時は、コート上の選手に情報を与えることを心掛けています。
単純にミドルブロッカーの情報だけでなく、チーム全体の情報を与えられるように整えています。
自分自身はプレー時間は得たいとは思っています。
出た時に全力を尽くせるように、常に準備を整えています。
――外から見るとエイブリル選手が出場している間にアタックの数がより増えるとミドルブロッカーとしての存在感が増すようにみえるが攻撃面ではどのように改善をしていきたいか?
エイブリル:自分がミドルブロッカーだからミドルを使って欲しいわけではなく、素晴らしいミドルブロッカーが揃っているのでそういった意味でもミドルを使って欲しい気持ちはあります。
ミドルブロッカーを正しい使い方で使っていけば、攻撃の幅が広がっていくということがあります。
ミドルブロッカーが使われ、常に相手に脅威になる存在になることが攻撃の幅を広げていくことで大事だとは思っています。
セッターの新(貴裕)と話はしていて、自分のことを使って欲しいと伝えたりもしています。
ただ彼も、攻撃の組み立てのアイデアを持ってプレーしているというところもあります。
そこは新選手のことを信頼しています。
どの選手も共通していることですが、セット(トス)が欲しいということは伝えています。
それが来なかったからといってセットに対して怒ることはありません。
全員が打ちたいという気持ちはあるところで、そういったところを汲んでセッターが組み立てていると思っています。

――山田選手に。途中起用だがどのような意識で入ったか?
山田:直近の試合では途中出場がメインです。
流れが悪くなったり、点数が離れた時に入ります。
自分は攻撃メインの選手なので、悪い流れ、雰囲気を断ち切れたらいいなと思いやってます。
コートに入る以上、楽しくというのを考えています。
パフォーマンスなどで空気を変えられたらなと思って常に準備をしてます。
――バックアタックが決まっていたが。
山田:あまりいいスパイクはなかったなと思います。(笑)
セッターともコンビが合いませんでした。
自分の良さというのは、どういうトスでも点数に繋げる、攻めていく姿勢だと思います。
それが結果につながったのはいいことではありますが、もっと精度を高められるような練習をしていきたいと思います。
――チームとしてはサーブの効果率が課題だが自身のサーブについて。
山田:普段はサーブミスが多いですが、そこを少し減らせて良かったです。
崩すことができなかったなと思っています。
相手のサーブレシーブが良いことは事前に分かっていますし、その辺りでリスクをもう少し負って攻めていく必要があるなと感じました。
――相手の髙橋藍選手は同世代だが意識するところはあるか?
山田:自分はあまり話したことがありません。
彼は高校選抜でしたが僕はユースだったので、どのカテゴリでも一緒のチームではありませんでした。
接点はありませんが、髙橋選手、ウルフドッグス名古屋の水町(泰杜)選手が僕の代を引っ張っていっていると思います。
刺激を受けながら自分の良さもあると思うので、そこで勝負できたらと思っています。
――流れが難しい状況だがどのようなきっかけがあれば変わると思うか?
山田:なかなか勝利はついてきてないですが、普段の練習でやることは変わってないです。
結果ではないでしょうか。
結果がついてきたら自信持ってできますし、そこら辺は難しいです。
答えにはなっていないですが、流れを良くするためには結果だと思いますので、そこを掴まないといけないと思います。

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