全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>トピックス>現地取材 男子クラブ世界選手権 サムエルボHC「今日出場した選手たちが集中力を切らすことなく3―0で勝ち切ったことを嬉しく思います」

トピックス

2025-12-19 12:44 追加

現地取材 男子クラブ世界選手権 サムエルボHC「今日出場した選手たちが集中力を切らすことなく3―0で勝ち切ったことを嬉しく思います」

世界クラブ選手権3試合目の談話

Others / SV男子


トス以外にも自ら拾ってつなぐ場面も多かったS中村。
写真:Volleyball World

バレーボール男子クラブチーム世界選手権3日目、グループ最終日。前の試合でペルージャがクルゼイロを3-0で下し、B組は1位ペルージャ、2位ブルテオン、3位クルゼイロ、4位スウェリーとなり、ペルージャとブルテオンが準決勝に駒を進めた。


攻守で活躍したOH仲本。
写真:Volleyball World

■控え選手をスタメン起用

前の試合で順位が確定したことで、今日のスウェリー戦は、大きく入れ替えたメンバーを組んだ。

スターティングメンバー:
ブルテオン OP西山、S中村、OH仲本、甲斐、MB山内、西川、L池城
スウェリー OPガルワシュ、Sアブダラ、OHオウエン、アブドゥルサラム、MBナビル、ジネファ、Lフォアド

第1セット 序盤から持ち味であるディフェンスがさえるが、スウェリーの202cmのセッターがミドルのクイックでプレッシャーをかけてくる。点の取り合いで6-6と並ぶ。ここからスウェリーのブロックが続き、クイックも決まると9-12と離される。しかし、中盤、MB山内がクイック、ブロックと踏ん張り18-17と逆転する。最後は相手のサービスアウトが続き、25-22で先取する。

第2セット 長いラリーをOH仲本が相手ブロックを良く見てあてて決めたり、OP西山も拾ってつなぎ、点を取り合う。しかし、スウェリーがリードをするとなかなか追いつけない展開になる。途中、ラリーでS中村が懸命にボールを上げれば、周りも必死につなぎ、ポール際の難しい球を仲本がネット際へ押し込んで11-12。全員デイフェンスで粘りを見せる。甲斐のスパイクで点を取り16-17ですがり、そこからさらに甲斐のスパイクとエースで20-18とリードする。スウェリーも強打を上げたり、ラリーをブロックで決め、21-21と同点に戻す。しかし、最後は甲斐のスパイクで25-22と2セット連取する。

セットの合間にDJが自分が知っている日本語を並べ立てて会場を盛り上げようとするのだが、「アリガトウ、サッポロ、アンタノビールガイチバン」と声を張り上げ、試合をしているのがサントリーでなくて良かった、と思った。

第3セット 後がないスウェリーはメンバーを替え、ディフェンス力を上げれば、ブルテオンの3枚ブロックも抜いたり、タッチを取ったりと8―12と離しにかかる。ここからMB西川のクイックで12-12に追いつく。スウェリーが会場の声援を受け24-21と迫り、ここで取り切りたい場面を甲斐が後ろから決めて25-21。3-0(25-22、25-23、25-21)で勝利した。


MB山内(左)とOH甲斐の高さのあるブロック。
写真:Volleyball World

■試合後のコメント

トーマス・サムエルボ ヘッドコーチ(ブルテオン、広報発表のコメント):本日コートに立った選手たちにとってこの勝利は喜ばしいものです。常に真摯に練習に向き合い、チームに尽力してきた選手たちです。そんな選手たちがこの舞台でプレーし、3―0で勝利したことを素晴らしく誇りに思います。世界のトップレベルのクラブが集まるトーナメントで、勝たなければならないプレッシャーの中でプレーすることもあり、簡単なゲームではありませんでした。だからこそ、今日出場した選手たちが集中力を切らすことなく3―0で勝ち切ったことを嬉しく思います。

S中村俊介選手(ブルテオン):久々だったんです、スタートが。だいぶ入りが固く始まってしまったんで、だんだんあってはないですけど、うまく勝つことができたのは良かったと思います。ブラジルは初めてで、時差がやばくて、2、3日本当にきつくて、でももうだいぶ慣れて、ご飯もおいしいです。次の準決勝では、ブルテオンのバレーが世界でも通用することを見せたいって全員思っていると思うので、それを証明できるようにしたいです。持ち味はディフェンスとブロックなので、相手は高さとパワーがありますが、そこに負けないようにつなぎで粘れば、攻撃もうちは弱くないので、それを生かせるようにディフェンスからやっていきたいと思います。

OH仲本賢優選手(ブルテオン):プレーのクオリティは60点位。試合の入り方がもっとうまくできる必要があると思いますし、スキルが足りないではなくて、準備の所や試合に入るメンタリティーっていうところがもうひとつ上にしなくてはいけないと思います。今日は、普段出てない人が試合に出ましたが、僕たちが目指しているのは誰が出ても、いつ出ても、同じクオリティのバレーボールをすることなので、勝って良かったですが、それだけじゃなくて、もっとプレーの質をあげて、もっともっと自分たちのやりたいことができると思います。帰ってビデオ見て、また修正できる所はしっかり修正しなければいけないと思います。アルゼンチンは行ったことがありますが、ブラジルは初めてです。僕、出身が沖縄なんですが、おじいさんのいとこがブラジルに移住してて、会ったことはもちろんないんですけど、その人のお子さんやお孫さんがブラジルに住んでいるので、日本から遠い国ですけど、何か近いものを感じます。

OH甲斐優斗選手(ブルテオン):相手もこっちもメンバーを替えての試合だったんで、しっかり3-0で勝ったことは良かったと思います。またセミファイナルに向けて、しっかり準備していきたいと思います。上に行けば行くほど、小さいミスだったり、小さい所のプレーっていうのが重要になってくるので、そこをこぼさないように、全員でそこを意識してやっていければいいなと思います。


スウェリー、ヴコヴィッチ監督
写真:Volleyball World

ヴェセリン・ヴコビッチ監督(スウェリー):コンニチハ! 私は、本当にいい試合だったと思います。ブルテオンのファーストラインナップではないことは分かっていますが、色々な事を試したかったんです。実は私がこのリビアのチームを率いるのは10日前からなんです。いくつもの事を修正しなくてはいけませんでしたが、この様な大きな大会でそれは難しいことだと知っています。トップの中のトップが集う大会ですから、彼らとここにいることができて、誇りに思います。私たちの全力で挑戦しましたし、アフリカ代表がどういうものか見せられたと思います。昨日、イタリアのチームに対するブルテオンのパフォーマンスは素晴らしかったです。ぜひブルテオンにチャンピオンになって欲しいです。私が日本のJTで監督をしたことは、私にとって今でもベストの思い出です。

取材: 唐木田 真里子

>> トピックスのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事