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会見・コメント

2025-12-27 07:00 追加

WD名古屋・宮浦健人「早い攻撃に取り組んでいる中で、なかなかできない部分もあったが、打ち方や助走の仕方は掴めるようになった」 天皇杯会見

天皇杯WD名古屋会見

SV男子

12月21日に京王アリーナTOKYO(武蔵野の森総合スポーツプラザ)(東京都)で行われた令和7年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド決勝、ヴォレアス対WD名古屋の試合後のWD名古屋の会見の模様をお届けする。

■ウルフドッグス名古屋

●ヴァレリオ・バルドヴィン監督
皆さんにお越しいただいてありがとうございました。
我々にとってスーパーハッピーです。
いい戦いをすることができました。
安定した戦いを続けることができました。
我々にとって成功の鍵になるところだと思いました。
この会見には3名の選手しかいません。
ですが、チームの選手の貢献やスタッフからの指示に応えてプレーしてくれたことにお礼を言いたいです。
●渡辺俊介選手(リベロ)
たくさんの方に来ていただき嬉しく思います。
久しぶりに優勝して嬉しく思います。
タフなリーグ戦と少し違うトーナメントで勝ち切れたことはすごく嬉しく思います。
また、ヤングガイたちがアグレッシブに戦ってくれたので助かった部分が多かったです。
楽しくプレーすることができました。
また、対戦相手が古巣ということもあり力が入った部分はありました。
スタッフ陣がこういう風にプレーをした方が良いのではないかという指示を明確に実行することができました。
ヴァレリオ監督は常に成長するチャンスが自分たちにあるので、そういう風にプレーしなさいというところを毎回言われています。
優勝できた、勝ち切れたというところに対しては指示を実行できて良かったです。
●宮浦健人選手(オポジット)※MVP獲得
自分自身天皇杯で、SVリーグも含めての初タイトルというところで嬉しく思います。
リーグの中で苦しんだ部分もありましたが、天皇杯で今取り組んでいることを発揮することができたと思いますし、ここで一つ勝てて嬉しく思います。
ヴォレアスさんとの試合はアグレッシブに攻めてくるところは分かっていました。
こちらも引かないようにアグレッシブに戦うことを意識して、全員で戦うことができて良かったと思います。
●水町泰杜選手(アウトサイドヒッター)
まずはこのチームで初タイトルを自分自身取ることができたので、すごくこのチームが好きですし嬉しく思います。
常に成長し続けるチームというところで、監督からもいつもそう言われているので、この結果に満足せずにリーグは続くので、そこに向けてまた頑張りたいと思います。

――宮浦選手に。ヴォレアスのエド(・クライン)監督が、以前に名古屋と戦った時より宮浦選手の攻撃が早くなったという話をしていた。今シーズン取り組んでいる攻撃の変更について、今どのように考えているか。
宮浦:今シーズン早い攻撃に取り組んでいる中で、最初はなかなかできない部分もありましたが、色々と打ち方や助走の仕方はなんとなく掴めるようになった気がします。
深津(英臣)選手がいつもいいセットを上げてくれるので、今はうまくやれているのかなと思います。
一つ身につけたら個人としても成長になりますし、チームのためにもプラスになるので引き続き取り組んでいきたいです。

――第3セット23対23の時、長いラリーで最後にバックアタックが決まった時の気持ちと、自身にとってバックアタックはどういうものなのか。
宮浦:第3セットの競った局面で、試合を通して常に攻めるというところを意識して今日は取り組んでいました。
水町選手が上げたセットに対して打たない選択肢はありませんでした。
バックアタックに関しても今はトスを速くしたりしています。
それで深津選手がいい状態で上げてくださるところもあるので、うまく機能している部分があると思います。
それは引き続き継続してやっていきたいです。

――渡辺、水町選手に。宮浦選手の今シーズンの取り組みをどのように見ていたか。
渡辺:ウチの大砲ですので、心配しているというようなことはありませんでした。
苦しんでいる部分も普段から見てきたので、その中で常に成長し続ける姿はすごく刺激的に見えていました。
試合を重ねるごとに成長していっている健人が頼もしく見えました。
困ったら健人に持っていこうというのが自分の頭の中にありました。
昨日で言うと、僕がハイセットをセッティングして健人が決め切ってくれた場面がありました。
困った時に健人に託すというチョイスが間違っていなかったと思いました。
それに応えてくれた健人にはありがとうございましたと言いたいです。
(冗談で)「MVPおめでとうございます。ごちそうさまでした」というのも先ほど言いました。

水町:健人さんが頼りになるのは僕も知っています。
ここぞという時にやってくれる人だと思っています。
自分にできることがあるとすれば、健人さんが辛い時、苦しむ場面でいかに自分たちが頑張れるかです。
最後にやってくれる男だと思っています。
辛い時、厳しい時に自分たちが支えていけるようフォーカスして、「カッコいい人」だとは分かっています。
(冗談で)カッコいいので焼肉をおごってくれるだろうなと思っていて、そこも期待しています。

――渡辺選手に。東レアローズ在籍時の2013年、2016年に天皇杯を優勝し、その後海外、ヴォレアスを含めいろいろ経験をした中で、10年ぶりに天皇杯優勝をしたことについて。
渡辺:はい、37歳渡辺です。
そうですね、10年ぶりでしょうか。
東レで優勝をさせてもらって、いろんなチームを渡り歩きました。
2019年に海外に挑戦して、すぐにコロナ禍で帰国しなくてはいけなくなりました。
その中で所属チームがなかなか見つからない時期がありました。
その時に手を差し伸べてくれたのがヴォレアス北海道さんでした。
そのプレーする機会がなければ今の僕はないと思います。
今日はいろんなことを考えながらやってしまって力が入ってしまいました。
現役でやらせてもらえるきっかけも作ってくれたクラブでもありますし、天皇杯の決勝で戦えたのは嬉しかったし、楽しかったし、いろいろな気持ちがこんがらがった決勝戦でした。
今のウルフドッグス名古屋も、自分を使ってくれる監督がいて、一緒に戦ってくれるメンバーがいます。
年を取ってきたかもしれないですが、まだまだ楽しくやれています。
今日は総じて良かったです。

――かつて所属したチーム、ふるさとである北海道のチームと決勝を戦ったことはどんな思いだったか。ヴォレアスについて外からどのように見えていたか。
渡辺:自分がプレーしていた時とは何倍も強くなって、頼もしいクラブになっていると思いました。
今日の試合も苦しめられました。
ヴォレアスさんはタフなチームでキャッチアップしてくるので、2セットを取った時にもう一回引き締めました。
長く歴史のあるチームではないですが、魅力的なクラブだと思っていますし、北海道の皆さんに愛されていると思います。
今日NHKさんで全道放送をしていただいたと思うので、多くの方々がバレーボールを見て、ヴォレアスのバレーボールは楽しいな、次は会場に足を運んで見てみたいなという人たちが少しでも増えたという、勝手な感触はあります。
次、ぜひ会場で生で自分たちのバレーボールを北海道の会場で味わってほしいなと強く思いました。
トーナメントを勝ち上がってこられるだけのチーム力があるクラブなので、楽しいと思います。
自分が小学生の時はなかったですが、自分が生まれ育った地域にそういう魅力のあるクラブがあるというのは、未来の(バレーボールを担う)子供たちに向けても夢があるクラブだと思っています。
自分も頑張るし、ヴォレアス北海道さんも頑張ってくるので、切磋琢磨しながらいいバレーボールを未来の子供たちに見せられたらいいなと思います。

写真:黒羽白

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