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2025-12-31 10:34 追加

年内最終戦、中野は一進一退。倉敷アブレイズが反撃、東京サンビームズは3位で折り返し。信州ブリリアントアリーズが無敗の18連勝 V女子 

V女子の結果

V女子

12月27日、28日バレーボール女子・V.LEAGUE WOMENは安濃中央総合公園内体育館(三重県)、ウインドヒル釧路スーパーアリーナ(北海道)、中野区立総合体育館(東京都)、OKBぎふ清流アリーナ(岐阜県)、浜松アリーナ(静岡県)にて両日各5試合を開催した。

アルテミス北海道と対戦した信州ブリリアントアリーズは今節も連勝、無敗の18連勝で年内の試合を終えた。

浜松アリーナではプレーオフ進出を狙う上位チームが激突。ブレス浜松がフォレストリーヴズ熊本に連勝し4位に浮上した。

中野区立総合体育館では東京サンビームズと倉敷アブレイズが対戦した。
GAME1に勝利した東京が3位に浮上したが、翌日のGAME2では倉敷が逆襲に成功。
アメリカ女子代表、パイオニアレッドウイングス、埼玉上尾メディックスなどを指揮した名将・吉田敏明監督の指揮の元、前日の敗戦から立て直し年内最終戦を勝利で終えた。
破れた東京も3位をキープ。元ポーランド代表アンナ・クレクもチームにマッチしつつあり、強豪との連戦が続く新年に備える。

中野区立総合体育館での東京サンビームズ対倉敷アブレイズの試合後コメントを紹介する。
取材は倉敷が勝利したGAME2に行った。
GAME1の振り返りも含めてお届けする。

GAME1 東京 3(25-22、25-17、23-25、25-21)1 倉敷
GAME2 東京 0(24-26、23-25、13-25)3 倉敷

■東京サンビームズ

●森田英莉主将(リベロ)

GAME1は出だしがあまり良くなかったのですが、試合の中盤から立て直すことができました。
そこから勝ち切るまで自分たちの集中力が保たれたゲームでした。簡単にボールが落ちなかったです。

GAME2は、前日に得点を取られたイェニ・リセス・モントヤムリジョ選手に対してブロックで対策することができたのですが、倉敷さんはそれを逆手に取ってミドルやライトの選手を上手く使ってきました。相手の変化に自分たちが対応できず、点数を取られてしまったと思います。
それでも第1、第2セットは先行していたのですが、ちょっとした気の緩みや連続失点が続いた時に立て直せなかった。
第3セットは打つ手がなかったです。

――反省点もあった試合ですが、それでも3位です。

森田:上位とまだ当たっていません。だから私たちは3位にいると思っています。
自分たちの実力とは捉えてないので、順位は気にしていないというか、これからが勝負だと思っています。
この順位をキープするために、昨季は負けてしまったチームに勝っていかなければなりません。

――アウェーでJAぎふに手痛い連敗をして、そこからチームが調子を少し落としていましたが現在は? アンナ・クレクとのコンビも良くなってきているのでは?

森田:リーグが休止している間に気持ちもリセットされましたし、アンナさんの良さも引き出すことができてきています。
でも、そこを頼りにするだけではなく、ミドルやライトを使う意識を持たなくてはなりませんし、それは少しずつ増えてきていると思っています。

●小泉海藍選手(アウトサイドヒッター/ミドルブロッカー)

――最近はミドルブロッカーとして出場が多くなっていますね。

小泉:GAME1の方がミドルとしては機能できたと思います。自分に持ってきてほしい時にトスが上がってきました。
ミドルにトスが集まるとその分サイドも楽になりますし、相手のブロックも迷います。まずミドルをマークしてからサイドに行かなければならない。GAME1はそれができていましたね。

今日はあまりミドルで得点が取れずにサイドに寄ってしまいました。倉敷さんのブロックも最初からサイドについていました。自分やハンダ(ハンダスレン・ガントグトフ)さんが囮に入ったり、裏に回って相手の意識を逸らせることができれば良かったです。

●関沢小雪選手(オポジット)

――今回はベンチで戦況を見守ることになりましたが、そこで感じたことは?

まず試合の終盤、レフトに流れがちだったので、もう少し別の場所を使えればよかったです。
ミドルやオポジットも1枚になっていましたので、そこに回していればアンナさんの負担も少し減ったのかなと思いました。
もう少しチーム全体で戦うことができたら良かったのかなと思いました。

●笛木彰監督

GAME1は対策していたことが活きました。皇后杯の時間で倉敷戦の準備をして臨みました。
小泉をミドルにコンバートして、いわゆるMB1のフォーメーションで戦っています。その効果が上がってきています。
昨日は3本のブロックも決めてくれました。
アンナの調子も上がってきています。ここまでの成果が出た試合だったと思います。
第1、第2を取って第3セットはメンバーを替えましたが、インターバルで流れが変わることも考慮してあらかじめ決めていたオーダーです。

GAME2では倉敷さんが対策して反撃に来ることを予想していました。ですからそれを上回る手を打たなければいけないですし、気持ちの上で押されないようにと注意をしました。
第1セットも第2セットも出だしから中盤までは悪くない展開でした。惜しまれるのは、20点以降のところですね。これは私の反省なのですが、少し交替で動きすぎたかなと思います。
ですが、第1セットではリードしたところから追いつかれてデュースになり、結局セットを失ってしまいました。それが第2セットにも尾を引いた。
第3セットは完全に相手のバレーを展開されてしまいました。

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