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会見・コメント

2026-01-20 12:07 追加

第3セットに躍動したKUROBEアクアフェアリーズ富山・古市梨乃。NEC川崎・中谷宏大監督「ブロックアウトを取れる選手。今日はまんまとやられてしまいました」 SV女子

KUROBEアクアフェアリーズ富山 古市梨乃

SV女子

1月18日、バレーボールSVリーグ、NECレッドロケッツ川崎対KUROBEアクアフェアリーズ富山は、ホームのNEC川崎が3-0で勝利し、首位の貫録を見せた。

敗れたKUROBEも健闘した。得点源のアイリス・ショールテンが不在の中、知将・川北元監督がフロントオーダーとバックオーダーを試合の中で併用し、圧倒的戦力を誇るNEC川崎相手にしっかりと爪痕を残した。

この試合をご覧になった皆さんはKUROBEの誰に注目しただろうか。
古巣相手にタクトを振るったセッターの安田美南だろうか。ブロックランキング1位の山口真季だろうか。

少し意外な選手を取り上げたい。第3セットから出場し、決定率57.1%をマークした選手がいる。アウトサイドヒッターの古市梨乃だ。

正直、その数字に気が付くのが遅かった。
記者会見はアウェーのKUROBEから始まり、最後にNEC川崎の中谷宏大監督を壇上に迎えたときにこの記録が目に留まった。
そこで少し異例かもしれないが、中谷宏大監督に古市梨乃選手の寸評をお願いした。中谷監督がヴィクトリーナ姫路の監督時代に古市梨乃は順天堂大学から姫路の内定選手として入団したという縁がある。

「いっしょにやったのは本当に短い時間だったのですが」
中谷監督はそう前置きした上で、快く話してくれた。

「彼女が内定選手として合流した時からすぐ起用しましたね。その時の印象としてブロックアウトを取れる選手だなというのがありました。起用もそこを評価してのことです」

少し苦笑いしながら中谷監督は続ける。

「今日は、まんまと彼女の良さを出されてしまいました。敵ながら天晴というか、相手にするのが嫌でした。でも頑張ってるなという気持ちでも見ていました」

女子バレー選手の活動期間は決して長いものではない。まだまだこれからという選手がコートを後にすることも珍しくない世界だ。その中で「しぶとく」生き抜くこと自体がバレーボーラーとして見事な生き様といえるだろう。

「これは金田莉実(元姫路)もそうなんですけれども、一つの決意をもって移籍をするわけです。その彼女たちが今こうやって現役を続けていて、コートで自分たちの良さを発揮している。彼女たちの決断の素晴らしさだと思います。教え子とかそういうことではなく、一人のプレーヤーとして尊敬に値する、リスペクトを感じるところですね」

かつての指揮官はそう古市に賛辞の言葉を送った。
短い時間で高いパフォーマンスを発揮した古市梨乃。第3セット、かつての指揮官の前で何を思い、何をなしたのか。いつか聞いてみたいと思う。

撮影 堀江丈

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