2014-09-14 09:53 追加
眞鍋監督 世界選手権に向けて
世界選手権に向けての会見コメント
全日本代表 女子
―ワールドグランプリを振り返って。
サーブ、サーブレシーブ、ディグ、失点を少なくするという4つを世界一になろうと4年前くらいから言っていました。その中で、2つが初めて我々の資料の中で世界一になっている、と。あくまでもグランプリの大会の中での話ですが。大きな大会では4つのうちの中で1つは世界一になっていたんですけど、今回初めて2つ世界一になって、銅から銀に上がったかな?というふうにチームでは考えております。
―2つとはどの項目ですか?
言えないですね(笑) 4つのうちの2つですが。
―大会の帳票上のデータですか?
そうではなく、我々が独自でやってるスコアです。そのスコアで4つのうちの2つが世界一になった、と。
―残りの2つはどうでしたか?
あとの2つは2位でした。
―今回の会見に出席した15名から世界選手権メンバーが選ばれるのですか?
最終的に選ばれるのは14名ですから、当然のことながら、1人減らさなければなりません。出発までには決めたいと思います。
―15名のメンバーの中に佐野選手が入っていませんが、帯同はしないのでしょうか?
帯同はできません。体調が悪いので。リベロは佐藤、筒井の2人でいきます。
―ベテランの佐野選手が参加しないということで、不安はないのでしょうか?
当然、佐野は実績もあり、頑張ってきましたけど、今回は体調不良ということで、数字を見ると、ロンドン五輪の時と比べるとあまりよくない。そういった意味でプラスに考えれば、次のオリンピックが最終目標ですから、若い2人が少しでも経験を積めるのがよいのかな?と思っています。それから、パスヒッターとして木村、新鍋と経験のある選手がいるので、そこはリベロとの絡みの部分であまり心配はしておりません。
―(ワールドグランプリを怪我で欠場していた)迫田が入ることで、また戦略的な部分が変わってくると思うのですが?
当然、迫田がいるのといないのとでは、チームが全く違ってくると思います。
―司令塔として宮下選手に期待することは? ブロック面での成長についてはどう見られていますか?
昨年と比べ、2年目ということで精神的にもかなり落ち着いてるというか…。そこは中道がいることも大きいと思います。試合中もそうですし、経験のある中道が一緒にいるというのが宮下にとってかなり大きいウエイトを占めているのかな?と私は思っています。中道と宮下は調子のいい方から使っていこうと思っていますし、特に宮下にはブロックの面でもかなり期待をしております。
―迫田選手にはバックアタックという武器がありますが、グラチャンの時とはまた違った新しい技が期待できるのでしょうか?
彼女が得意なのはバックスパイクですから、それを…。いや、あれは前衛から打っていますから、バックスパイクというんですかね? 迫田は世界でも男子でもそういう選手いるかな?というくらい…。対世界と試合をして、通常、男子でも女子でも前衛で打つ方が決定力が高いと思うんですけど、迫田だけは前衛とバックでは全く違うんですよね。というのも、ボールがすごく前に流れますから、ブロックする方もボールが近いと跳びやすい。離れると、ブロックしにくいですから。ルール上、後ろの選手が前に行けば反則ですけど、前の選手が下がって打つのは問題ないですからね(笑) そういう意味で迫田のスパイクはできる限り使うということになると思います。
―江畑選手のコンディションについて。
ここのところ、調子の良い時が少ないですね。相手チームからかなりマークされているというのもあると思います。でもまあ、前回のオリンピックと違って、本数にかなりバラつきがありますから、そういった意味でこの世界バレーはかなり期待しています。それと、やはり江畑は勝負強いですよね。大きな大会になればなるほど活躍する選手ですから。
―ハイブリッド6のメリットは1人が複数のポジションをこなせるということでしょうか?
複数のポジションをこなせるというのもありますし、従来のミドルでポイントがとれる選手…海外でいえば、ファビアナとかタイーザとかロシアの選手などがいれば別ですが、そういう選手がいない中での戦略ということになります。
―世界選手権は移動も多く、体調管理が大変になると思いますが、その対策は?
今年はイタリアで行われるということで、イタリアにも遠征に行ってきましたし、アウェイで試合を多く行うなど、工夫はしてきました。世界選手権はアウェイの環境で大応援の中でやるわけですから、それも含めてプレッシャーに勝たなければなりません。
―リオ五輪でもそういう環境になりますが、それも見据えての工夫なのでしょうか?
もちろん、ずっと海外遠征をしてるのは、前回はロンドン、次回はブラジルと、アウェイの中で勝つことが最終目標ですから、そのための訓練ですね。
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