2015-04-02 19:58 追加
都澤凡夫先生を偲ぶ会
都澤凡夫氏追悼記事
V男子 / 大学バレー 男子
3月28日、つくばホテル東雲にて、去る1月10日に亡くなった前筑波大学バレーボール部監督、つくばユナイテッド理事長の都澤凡夫氏を偲ぶ会がしめやかに行われた。
都澤氏は、1948年北海道留萌に生まれ、東京教育大学(今の筑波大学)を卒業し、富士フイルムにバレー選手として入社。8年で引退し、筑波大に講師として戻り、バレー部コーチとして指導を始めた。88年に監督に就任し、インカレ史上初6連覇を成し遂げ、2005年つくばユナイテッドサンガイアを立ち上げる。
著書・訳書に「セリンジャーのパワーバレーボール(訳)」ほか。
三女・都澤みどりさんの挨拶
遺族を代表致しまして、皆様にご挨拶を申し上げます。
私たち家族を気遣っていただき、父との最後の別れを迎えて頂いた皆様にこの場を借りましてお礼申し上げます。
父は皆様承知のとおりどこまでも強い意思を持ちバレーボールに情熱をかけた人でした。
現場で人を見る事が大好きで、それが自慢だった人でした。ここ数年、体調を崩し、なかなか現場に行くことができませんでしたが、どうにか元気に復帰してくれることを願い、父なら大丈夫だろうと信じておりました。昨年末突然倒れ、そこから1週間一度も意識が戻ることがありませんでしたが、そんな中でも父の強い意志と皆様への想いを感じ取ることができました。なくなる数日前の朝、血圧が低く、機械のアラームが鳴る中、秋山先生から頂いたインカレ6連覇をした際のDVDを父に聴かせたところ、徐々に血圧が上がっていき、そのあと安定したり、お見舞いの方が来てくださったりバレーの話をしているときは、血圧と脈拍が安定しておりました。意識がなくても心で、身体全体で、いろんな事を感じて必死に応えてくれていたのだと思います。
亡くなった1月10日は、父が立ち上げたつくばユナイテッドサンガイアのホームゲームの日で、その日までチームのこと皆のことを想い、必死に生きてくれたのだと思います。父は66歳と短い人生ではありましたが、皆様に支えられながらバレーボールに情熱をかけ、全力で駆け抜けた幸せな人生だったと思います。
しかしながら父にはやり残したことがあります。それはVチャレンジリーグに所属する、つくばユナイテッドサンガイアです。つくばユナイテッドサンガイアを通して、地域をバレー界を皆さんを元気に幸せにしたいというのが父の夢でした。その父が残した夢を私が引き継ぐことを決意いたしました。まだ私には父のような力はありませんが、ぜひ、皆様にお力添え頂きながら父の夢を形にするべく努力していきたいと思います。父に賜りました皆様のご厚情に感謝すると共に今後とも父の生前同様にご厚誼を頂き、ご指導頂きたいと存じます。
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