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2015-09-15 14:39 追加

世界のバレー会場から ワールドカップ特別編

今回は日本のバレー会場から、海外バレー選手たちの紹介

「世界のバレー会場から」改め、日本のバレー会場から。 ワールドカップ2015男子大会 Abigscreeninsideofthearena-s リオ・デ・ジャネイロ五輪出場権をかけたワールドカップ2015。女子大会に引き続き始まった男子大会は、大会5日目を終え折り返し地点を迎えています。各大陸予選を勝ち抜いてきた上位2チーム(アジア、ヨーロッパは大陸内ランキング上位2チーム)によって繰り広げられている連日の熱戦、その中からは既に数々のドラマが生まれ、世界のバレーファンたちを魅了しています。最後に五輪出場権を獲得するチームを見届けることももちろんですが、特に今回、故障者やチームの再編成、若手選手の起用などにより各チームの力が靄に包まれているところが、面白さのひとつのように思われます。 日本でNEXT4が活躍する傍ら、海外チームにおいてもNEXT世代が大会前から輝かしい記録を残し注目を集めています。

クリステンソン

クリステンソン

現時点1位を走っているアメリカですが、そのセッター、クリステンソン(22歳)は、トスの技術はもちろんサーブでも、前哨戦であるワールドリーグ(WL)で驚異的な記録を残しています。WL初戦のイラン戦第3セット、7点ビハインドから見せた連続サービスエース。彼のサーブはイランのレセプションを崩し続け、8連続得点を挙げ逆転に成功しました。大差をつけられてもそれを覆すことができるメンタルの強さも、今のアメリカの武器。まだまだ続く大会、彼の覚醒したプレイが会場を沸かせ、日本のバレーファンの前で世界の技術の高さを披露してくれること予想しています。

ジャネッリのトス

ジャネッリのトス

イタリアのセッター、ジャネッリ(19歳)も期待の新星。WLファイナル6直前、チームに生じた規則違反によるベテランセッター、トラビカの離脱。そこで起用されたのが彼でした。彼は所属するクラブチームのトレントで、今季控えのセッターとしてレギュラーラウンドを過ごしてきましたが、ファイナルラウンドにきて大抜擢。決勝4戦中後半2戦ではスタメンでプレイし、2戦ともにモデナを破って優勝に大きく貢献。シーズン中活躍したベテラン選手を抑え堂々のMVPを獲得しています。サーブにも定評のある彼は大会2日目オーストラリア戦で6本のサービスエースを記録。加えてブロック3本、アタック1本と計10得点で、セッターでありながらこの試合チーム内の最高得点数をマークしました。

サラフ

サラフ

若手が活躍する一方で、主軸であるベテラン選手の活躍が勝敗を分ける大きな要因になっています。ワールドカップ大会4日目、エジプトとオーストラリアの一戦はフルセットに及ぶ接戦。エジプトのサラフvsオーストラリアのエドガーの打ち合いは、この試合50得点という恐ろしい数字を叩き出したエドガーにより、オーストラリアが勝利しました。

エドガー

エドガー

本来ならこのようにチームを背負って活躍するはずだったカナダのキープレイヤー、シュミット。彼は背中、脚、臀部と故障を抱え思うように結果を残せません。アメリカを下し大陸予選を突破した勢いも薄れ苦戦するカナダチーム。大会5日目オーストラリアとの対戦ではシュミットを封印して挑み、デュースに及ぶ戦いを制しフルセット勝利。無事2勝目を手にしましたが今後も厳しい戦いを強いられそうです。 また今回、ポーランド、ロシアの異色なポジショニングも目を引くところではないでしょうか。

クレク

クレク

世界選手権を機に主力選手が代表を引退したポーランドでは、クレクをオポジットに起用し若手ミドルブロッカー、ビエニエクをスタメン起用するなど新体制で挑んでいます。WLを経てこの体制も徐々に定着しつつありましたが、今大会苦戦を強いられまだまだ安定とはいかないようです。イラン戦では2セットを奪われたところから3セット連取で逆転。際どいところで勝利をモノにしながら、なんとか全勝を守り抜き2位につけている現状です。

ムセルスキー

ムセルスキー

一方ワールドリーグ終了後、ロシアの不調を立て直すべく戻ってきたアレクノ監督。彼が新たに作り上げたのはオポジットのミハイロフをウィングスパイカーに、ミドルブロッカー、ムセルスキーをオポジットとして起用する、ロンドン五輪逆転優勝した時のスタイルです。218cmのムセルスキーが見せる最高到達点375cmからのスパイクは世界が注目するプレイ。しかしながら、チュニジア戦では格下にセットを奪われそうになるほど追い詰められ、ポーランド戦では失セットの末中盤にムセルスキーを本来のミドルブロッカーに戻すなど、不安定さも見られ現在3位。日本と対戦する最終日までに、チームがどこまで仕上げられているのかも注目です。 その他、近年すっかり強豪国の仲間入りを果たしたように見えたイランは今大会、力を発揮できぬまま中盤に突入し、どこで変貌するかと見逃せません。第一セッターとして定着しつつあったウィリアルテからデセッコに戻し、パンアメリカ競技大会で優勝を飾ったアルゼンチンも、可能性を秘めており注目したいところ。ポーランドからセットを先取したベネズエラやロシアからセットを奪う寸前だったチュニジアも、格上相手に接戦を展開。世界ランクとは無関係にどのチームも、世界最高峰のプレーヤーが見応えのあるパフォーマンスを披露し見所が溢れています。 出場国だけでなく世界各国のバレーファンが注目するこのワールドカップ。大会はこのあと9月16(水)~18(金)、Aサイト大阪、Bサイト富山、9月21(月祝)~23(水)東京で行われます。インターネットでは海外チームの対戦が生配信され、リアルタイムでの観戦も可能。日本を舞台に繰り広げられる海外バレー観戦の楽しみは、まだまだ続いてゆきます。 文責:宮﨑治美(Harumi Miyazaki) 写真:FIVB 長崎県生まれ。2007年ワールドカップをきっかけにバレー観戦を始め、2009年頃から徐々に海外へも観戦に行くように。競技経験はないながらも、コートの中で繰り広げられるドラマ、選手の人間性に魅了され観戦し続けている。 第1回 ロシアリーグ http://vbw.jp/5161/ 第2回 イタリアセリエA1 http://vbw.jp/5267/ 第3回 韓国Vリーグ「オールスターゲーム」(2013) http://vbw.jp/5414/ 第4回 ヨーロッパ選手権(2013) http://vbw.jp/5760/ 第5回 ドイツリーグ http://vbw.jp/5923/ 第6回 ポーランドリーグ http://vbw.jp/6613/ 特別編 男子世界選手権 第1次ラウンドを終えて http://vbw.jp/7825/ 特別編 男子世界選手権 第2次ラウンドの概要 http://vbw.jp/7911/ 特別編 男子世界選手権閉幕 http://vbw.jp/8087/ 第7回 2014/15セリエ A1選手動向 http://vbw.jp/8261/ 第8回 佳境に入るイタリア「セリエA1」 http://vbw.jp/9310/ 第9回 イタリア「セリエA」2014/15ファイナルラウンド http://vbm.link/9775/ 第10回 ワーリドリーグ2015現況とセルビア会場 http://vbm.link/10130/ 第11回 ワールドリーグ ファイナル http://vbm.link/10240/

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