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2017-05-09 08:00 追加

今日開幕!世界クラブ選手権サロンパスカップ女子大会の見どころ

世界クラブ女子選手権大会の見どころ

Others / V・プレミアリーグ 女子

バレーボールのクラブ世界一を決める世界クラブ選手権サロンパスカップ女子大会が今日(9日)、神戸市のグリーンアリーナ神戸で開幕する。 今大会出場チームの特徴や見どころを簡単に記載したい。

・予選グループ分け
A組:ワクフバンク・イスタンブル(トルコ)、レクソーナ・セスキ(ブラジル)、ディナモ・モスクワ(ロシア)、久光製薬スプリングス(日本)
B組:エジザージュバシュ・ヴィトラ(トルコ)、ネスレ・オザスコ(ブラジル)、ヴォレロ・チューリヒ(スイス)、NECレッドロケッツ(日本)

ワクフ トルコのワクフバンク・イスタンブルが優勝候補の筆頭。4月のヨーロッパ・チャンピオンズリーグを制覇し、勢いそのままに日本へ乗り込んできた。中国のエース・シュテイを獲得した今季は、さらに高さを増した攻撃的なバレーに磨きをかけ、コートのどこからでも攻撃を仕掛けるスタイルを確立させた。また守備にも穴はない。セルビアのミドルブロッカー、ラシッチを中心としたブロックからレシーバーとの連携を構築するトータルディフェンスが持ち味。
監督のジョバンニ・グイデッティは世界的にも有名な名将だ。選手とのコミュニケーションに余念はなく、じっくりと最強チームを作り上げてきた。「日本は素晴らしいバレー大国。お気に入りの国の一つだよ」と話すジョバンニが笑顔の裏で虎視眈々と狙うのは他でもない、世界一の称号だ。
えじざ もう1チーム、エジザージュバシュ・ヴィトラ・イスタンブルという刺客がトルコから日本へ送り込まれた。エジザージュバシュにはタイーザ、コシェレワ、ボシュコビッチ、オグニェノビッチ、ラーソン、アダムズというスター選手たちが集い、昨年10月の世界クラブ選手権では圧倒的な力を見せつけ優勝。4月上旬にタイーザが足首に怪我を負い戦列を離れているが、それでも強さは健在。トルコ勢同士の決勝となる可能性も大いにある。

レクソーナ・セスキ

レクソーナ・セスキ

ネスレ・オザスコ

ネスレ・オザスコ

ブラジルからはレクソーナ・セスキと、ネスレ・オザスコの2チームが出場。特に注目すべきは、昨年のリオ五輪でブラジル男子を優勝に導いたベルナルド・レゼンデが監督を務めるレクソーナだ。男子代表監督を務めたこともあってか、今大会の出場チームでは最も男子的なバレーボールを展開する。アタッカーが一斉に助走を開始し同時多発的に仕掛ける攻撃や、相手に強烈なプレッシャーをかけるバンチリードブロック*は必見。

 

 

 

 

ディナモ・モスクワ

ディナモ・モスクワ

ロシアのディナモ・モスクワとスイスのヴォレロ・チューリヒは、高さを全面に押し出したバレースタイルが特徴的

ヴォレロ・チューリヒ

ヴォレロ・チューリヒ

だ。

ディナモ・モスクワは典型的なロシア型のバレーで、サイドアタッカーへ高いトスを供給。オポジットのナタリア・ゴンチャロワとレフトのヤナ・シチェルバンにトスが集中するだろう。ミドルブロッカーのマーヤ・ポリャクは、今大会を最後に現役を引退することを表明している。世界最高峰の彼女のブロックは必見。

スイスのヴォレロチューリヒは、スイス国内では2012年1月から185連勝中の強豪で、世界大会の常連クラブ。出場チームの中でも抜きん出た高さを武器とし、スタメン6人の平均身長が193cmに達することもある。セルビア女子をリオ五輪銀メダルに導いたゾラン・テルジッチが監督を務め、大味だが高さを活かした破壊力満点のバレーで優勝を狙う。

久光製薬スプリングス

久光製薬スプリングス

NECレッドロケッツ

NECレッドロケッツ

日本から出場するNECレッドロケッツと久光製薬スプリングスは、世界を相手にどんなバレーを見せるのだろうか。大型チームに組織として対抗できれば、日本のチームがメダルを獲得するのも夢物語ではなくなるだろう。
出場するどのチームにも高さがあることは言うまでもなく、2枚以上のブロックを常に揃えてくる。壁のような高いブロックに対抗するために、各チームのセッターがどのようにボールを供給していくのか、世界の潮流に注目してほしい。ジョバンニ監督やレゼンデ監督が「バレーボールはチームスポーツだ。誰か一人、キープレーヤーを挙げるようなことはできない」と話すように、組織としてのバレーボールを追究する海外勢。この大会で、日本バレーが目指すべき方向性も見えてくるはずだ。

 

世界の強豪クラブが一堂に集結するまたとない機会。ぜひ会場に足を運び、世界最高峰のバレーボールを心ゆくまで堪能していただきたい。

*3枚のブロッカーがネット中央に寄り、相手のセットアップを確認してからブロックに跳ぶシステム。世界トップのチームは標準的に採用している。

文責:高住翔
写真:FIVB

 
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