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インタビュー

2017-09-12 08:00 追加

オールドルーキー山本将平 ジェットコースターの様な1年経て初代表へ

山本将平インタビュー

全日本代表 男子

まさかの一足飛びの代表入りだろう。9月12日から始まる「ワールドグランドチャンピオンズカップ2017」男子大会の登録メンバーが6日、都内で発表された。合宿に参加していたメンバー20人から選ばれた14人の中で、数少ないサプライズだったのは、JTサンダース所属の山本将平だろう。そもそも、昨シーズンのリーグ戦には出られず、5月の時点では代表候補メンバーにも入っていなかった。それが、8月18日に追加登録が発表されると、最終的に今大会の最終メンバーに滑り込んだ。「濃厚だった」と振り返る山本将平選手に、6日の会見後、初代表入りの感想を聞いた。

――まず、8月中旬に追加登録でエントリーメンバー20人に入りました。黒鷲旗の決勝後に「いつか選ばれるのではないか」とも質問したとは思うのですが、実際どのタイミングで連絡があったのでしょうか?

山本将平(以下、山本):7月後半くらいに、JTの事務局のほうに連絡があって、そこから連絡が僕にありました。8月11日くらいに連絡がきたかと思います。

――その時期はチームのオフシーズン終わっていますよね?

山本:終わって、新シーズンに向かって練習が始まってるところでした。

――その時の心境は?

山本:正直、リーグは出られず、黒鷲旗しか出てなかったんで(*)、今年は代表に選ばれることはないなと客観視していました。来年チャンスがあったら頑張ろうかな、くらいな程度で思っていました。だから、今年選ばれて正直ビックリしました。
(*編注:山本は前所属のFC東京から移籍同意書が得られず、2016・17年シーズンの1シーズン、Vリーグに出られなかった)

――周囲の反応は?

山本:JTのチームメイトは素直に喜んでくれて「頑張って」と快く送り出してくれてよかったです。家族は喜んでいました。東京出身なので、合宿の休みの日に実家に帰って、報告しました。その時は、しゃぶしゃぶをご馳走してもらいました(笑)

――会見の挨拶で「最年長」と言われていましたが、同期でいうと?

山本:浅野選手らと同学年です。

――最年長とはいえ、初代表というとなかなか気持ちの置き方が難しいのでは?こっちは新人のつもりできたつもりでも、求められるものは既にベテランみたいな。そこらへんはどう折り合いを?

山本:でも初招集なんで、代表歴的には皆の方が長いんで、色々聞く面ではあっちの方が先輩なんで、あまりこちらは先輩感を出さずに、ベテラン感というのもおかしいですけど、初招集されたのでフレッシュ感で行こうかなと思っています。

――今の全日本で親しい選手はいますか?

山本:山田修造は大学(日本体育大学)の後輩ですし、マサ(柳田将洋)は中学(安田学園中)の後輩で、僕が中3の時の中1なんで、一緒にバレーしていたのが2人いるという点で安心しています。

――代表では何が求められて、選ばれていると思っていますか?

山本:的確な指示があったのかはわからないですが、会見では「サーブで貢献したい」といいましたが、サーブはもちろん、サーブレシーブとかスパイクでもアピールして貢献したいと思っています。

――私はやはり今年5月の黒鷲旗での山本選手の活躍が鮮烈で残っています。例えばサーブでは、普通の選手ならミスをしてもおかしくない土壇場でも、強烈なジャンプサーブを打って決めたり、なおかつミスが少なかったです。山本選手自身は、強みはどこと思っていますか?

山本:自分は不器用なので、あまりこう入れてくというのができない。サーブは攻めるもんだと持論じゃないけど、自分の強みはサーブなんで、ここで攻めなかった自分らしくないというのがある。とにかく怯まないサーブ。個性ではないですが、心がけています。

――なるほど、その部分では今の全日本のメンバーで勝てると自信はありますか?

山本:どうなんですかね、ストロングサーバーはいっぱいいるんで。

――いや、正直今のメンバーであれば、本当の意味でのストロングサーバーは柳田選手くらいしかいないと思います。

山本:まぁ、、、、、難しいですね(苦笑)負けないというよりも、人それぞれ個性があると思うので、自分もその個性を出して、その時に力を発揮したい。

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