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会見・コメント

2017-09-21 17:00 追加

柳田将洋渡欧会見 前編「まずコートに立ちたい」

柳田将洋渡欧会見

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アミューズとサンバーズのマスコットを持つ柳田

日本代表の柳田将洋(25歳)が9月20日、成田空港から移籍先のドイツ1部のチーム「TV Ingersoll Bühl(ティービー・インジェルソル・ビュール)」に合流するため、イタリアに飛び立った。4月にプロ化宣言した柳田は、5月にサントリーサンバーズを退団。その後、ティービー・インジェルソル・ビュールへの移籍が決まった。自身初の海外チームへの移籍は、2年契約だが、2年目に他チームからオファーがあった場合、優先交渉ができ、移籍金も設定してある。契約金などは非公表。まずはチームが参加する大会の開催地・イタリアに向かう。コンディション次第では、試合に出場する可能性が高い。その後、26日、記者会見を行う予定となる。ティービー・インジェルソル・ビュールの開幕戦は、現地時間10月14日。

柳田が加入するティービー・インジェルソル・ビュールは、10代後半、20代前半の選手が大半を占める若いチームで、さらに、所属選手の国籍は、ドイツ、アルゼンチン、アルバニア、ウクライナ、スウェーデン、ロシア、コンゴ、ルクセンブルクと日本を含めて9カ国にもなる。スタッフを含めるとさらにその数は増える。プレーそのものだけでなく、言語、コミュニケーション能力の習得も、活躍の鍵になりそうだ。

以下、出発前に行われた会見での質疑応答。

柳田将洋(以下、柳田):今日、ドイツに出発しますが、ドイツで結果残しせるようにして且つ、来年のシーズンに繋げられるような成績をおさめられるようしっかり戦って、勝ちたいと思います。

——ドイツへの出発。意気込みは?
柳田:いよいよというか、そういう気持ちなので、向こうにいってもやることは変わらないし、自分のやることができればと思います。

——ものすごいメディアの数が来ています(テレビ、新聞、雑誌、専門メディアなど約10媒体)。
柳田:それはありがたいというか、嬉しいこと。そういう人たちやファンの方たちに自分の情報というか結果をお伝えできるように頑張りたい。

——今後のスケジュールは?
柳田:イタリアで試合がまずあるので、そこに合流する。24、5日くらいまで試合をして、その中で僕もチームに合流してセッターと合わせたり、チームがどんなバレーをするのかというのを(知る)。そこはドイツに戻ってからも慣れたい。

——最速のデビューは?
柳田:まだあまり(スケジュールを)把握はしていないが。イタリアに到着して、22か23日に試合が始まるので、もしかしたらそこに出れるかもしれないし、機会があれば。

——ドイツでの新チームでの背番号は?
柳田:変わらず8番でやらせてもらえると思うので頑張りたい。

——チームに合流する中で言葉の方はどう?
柳田:正直自信はあまりないが、徐々にそういうところも勉強しながら、海外でもしっかり活動できるようにしていきたい。

——ドイツのチームに行く意気込みは?
柳田:まずコートが立ちたいというのが強いですし、そうじゃないと経験できないことがたくさんあると思うので、しっかりコンティションをつくっていい準備をしていきたいと思います。

——自分の挑戦とともに、日本男子バレーの挑戦にもなると思いますが?
柳田:あまり気負わずに、まず自分自身がやることをしっかり確認した上で、自分の経験がこう、例えば、バレーボールしている人たちや身近な選手に伝えきればいいと思うので、そこも無駄な時間にならないようにしたい。

——グラチャン(ワールドグランドチャンピオンズカップ2017)で全敗して世界との差を痛感させられて、その危機感はどう感じている?
柳田:(グラチャン)以前から僕自身がコートに立つことに対して危機感を持っていて、5戦を終えて、(全敗という)結果に対して危機感がかなり強まった。僕がこうやって前持った準備の元、ドイツにいけるのは本当良いタイミングと思う。だからドイツにいっている時間は大切にしていきたい。

——日本に戻って来た時に、どうだったら海外挑戦が良かったと思える?
柳田:有意義というか、海外のチーム、選手と常に行動やプレーすることが、それが当たり前にしてかえってこられたら、本当に良い経験になっていると思う。生活の面でもそうですし、そこらへん全面的に成長していきたい。

——海外に挑戦する意義は?
柳田:それに対する優位性というのは、これから経験することなので断定はできないですが、やはりする価値があると思って、挑戦しているので、そういった価値を自分から掴みにとりにいって、やっていけたらと思う。

——錦織圭選手とか海外で活躍する日本人選手を見て思うことありますか?
柳田:そういった海外でコートに立つというのは、当たり前のようにプレーするのはアスリートとしてすごく尊敬できることだし。代表選手としてはなおさら参考にすることですし、もちろん食事や言葉の面もそうですし、そういう柔軟性を持てるようになりたい。

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