2018-03-07 08:00 追加
天皇杯優勝特集 パナソニック川村慎二監督(前編)「やっと獲れたなあと。ほんま、やっと…という感じです」
パナソニック川村慎二監督インタビュー
SV男子
平成29年度天皇杯を制したパナソニックパンサーズの川村慎二監督にお話を伺いました。監督就任後初タイトルとなったこの優勝について、リーグへの展望を交えつつお聞きしています。
──日本一おめでとうございます。監督として初のタイトルは、いかがですか。
川村監督:嬉しいです(笑)
──……それだけですか?
川村監督:やっと獲れたなあと。ほんま、やっと…という感じです。
──この優勝は川村監督にとって、とても大きかったのでは。
川村監督:僕にとってというより、選手にとって大きかったと思います。やはり決勝まで行っても、最後勝ちきれなかった3年間があって、こうやってタイトルを獲れたということは。優勝したあと、選手たちとも話していて、彼らも悶々としていたところがあったそうなんですね。それを、やっと勝てたのは、本当に良かった、プラスになったと思います。
──この3年間選手はフラストレーションがたまっていたのでしょうか
川村監督:それまで勝っていたので、それが勝てなくなったのはフラストレーションだったでしょうね。決して負け癖、勝てない癖ではないと思いますけど、そういうところもつきかけていたのが払拭できたと思います。
──今季川村監督が掲げている「誰が出ても勝てるチーム」として、勝ち切れたトーナメントだったのではないでしょうか。
川村監督:今回のトーナメント自体は、そんなにコロコロメンバーを変えていたわけではありません。だから、「誰が出ても勝てるチーム」という面からいうと、少し課題は残ったかもしれません。とはいえ、「誰が出ても勝てるチーム」は、今後も目指していきたいです。難しいことだとはわかっているんですけどね。天皇杯は4戦しかないので、あれがあの時のベストのメンバーでしたね。リーグでは、今後ファイナル6に入っていきますが(取材日は2月9日)、レギュラーラウンドでも、その時その時のベストなメンバーを考えて、いろいろ出してきましたし、彼らもいい働きをしてくれました。
──リーグでは、中盤くらいからどんどん若手を出して来ていますね。そして、出た選手もみんな期待に応えていると思います。
川村監督:「ベテランと若手との融合」というのもモットーにしているんですよ。若手にもどんどんチャンスを与えていますし、彼らもどんどん成長してくれています。
同じカテゴリの最近の記事
- 1984ロス五輪銅メダリスト・三屋裕子さん(現・日本バスケットボール協会会長)インタビュー「スポーツが世の中にいい影響を与え、社会課題の解決につながるような活動をしていけたら」 [Others,全日本代表 女子,大学バレー 女子] / 2025.03.28
- PFUブルーキャッツ石川かほく・池谷優佳「現役を続ける選択をして良かった。自分を誇りに思いながら、競技生活を駆け抜けたい」 SV女子 [SV女子] / 2025.03.26
- そして三重の希望になった。ヴィアティン三重・浅川希 V女子 [V女子] / 2025.03.23
- パナソニックスポーツ・久保田剛代表取締役社長インタビュー「地域に根付いたチームながら世界で一番になりたい」 [SV男子] / 2025.03.14
- 中央大・舛本颯真、土井柊汰、坂本アンディ世凪 イタリア派遣選手インタビュー【現地取材】 [大学バレー 男子] / 2025.03.14
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.