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2018-06-04 12:32 追加

ネーションズリーグ男子大会 全日本男子、フルセットの大接戦を制し、韓国を破る 

ネーションズリーグ男子 予選ラウンドの結果

全日本代表 男子

 ネーションズリーグ男子予選ラウンド第2週・第3戦が3日、ブラジルのゴイアニアで行われ、日本はホームの韓国と対戦。3-2(27-29、25-19、16-25、28-26、15-12)のフルセットで接戦を制した。日本の通算成績は3勝3敗。
 次戦は日本開催の大阪大会となり、8日(金)、19時からブルガリアと対戦する。

 韓国戦のスターティングメンバーは、西田有志、李 博、福澤達哉、柳田将洋、山内晶大、藤井直伸、井手 智。

 第1セット、まず西田がレフトからスパイクを決め、先取点を奪うと、序盤はキャプテン・柳田の切り返し、李のサービスエースで連続得点。福澤のパイプも決まり、テンポよく攻撃が機能し、8-6でテクニカルタイムアウト。
 その後は日本にコンビミスが出ると、韓国も粘り強い攻めを見せて11-12とされ、日本がタイムアウトを要求。中盤はサイドアウトの応酬となり、お互い全く譲らず、20-20で終盤へ。
 韓国にスパイクミスが出て、22-20で韓国は2回目のタイムアウトを取るが、ラリーの応酬で追いつかれ、23-23。李がマークのきついブロックを打ち破り、24-23でセットポイントとなるが、ジュースにもつれ込み、26-27で日本がタイムアウト。最後は粘った韓国がスパイクを決め27-29でセットを失った。

 第2セットも同じメンバーでスタート。序盤から山内選手のクイックが決まるなど攻撃は機能しており、ブロックを生かしたいところ。お互いに譲らない展開となるが、柳田のブロックタッチから西田が切り返しを決め、8-6でテクニカルタイムアウト。
 中盤は西田にネットインのサービスエースが出て、10-7。藤井から関田誠大選手にセッターを交代すると、ブロックフォローから福澤が決めるなどリードを広げ、16-12でテクニカルタイムアウトを迎えた。
 山内のクイックが決まり、韓国のコンビミスで19-14。終盤は山内のサービスエースやブロックが決まり、25-19 でセットを取り返した。

 第3セットのセッターは関田のままでスタート。その関田の強気なトス回しからスパイクを決めた李にサービスエースも出て、5-3とリード。西田にもサービスエースが出て、山内のクイックが決まり、8-5でテクニカルタイムアウト。
 しかし、韓国もブロックから4 連続得点で9-10と逆転され、日本はタイムアウトを要求。勢いの止まらない韓国はワンタッチからの切り返しが次々に決まり、10-13でセッターを藤井に戻し、巻き返しを図る。
 12-16から韓国のサービスエースで5点差とされ、日本は2回目のタイムアウトを取ったが、韓国の一方的な展開となり、浅野博亮、髙野直哉を投入。14-22となり、大竹壱青も入ったが、16-25でセットを失った。

 第4セット、後がない日本は山内に代わって髙橋健太郎が、リベロに古賀太一郎選手が入る。韓国のサービスエースで苦しいスタートとなるが、李の連続サービスエースで3-2 と逆転し、韓国がタイムアウト取る。さらにエースを重ねたが、韓国も粘り、6-6と追いつかれる。
 日本は焦りが出て、痛いコンビミスで9-12、タイムアウトを要求し、2 枚替えで関田、大竹を投入。お互い得点を重ね、16-18から李のサーブをきっかけに大竹や髙橋がポイントし、19-19と追いつく。
 23-23から髙橋のサーブで崩し、韓国のスパイクミスを誘ってセットポイント。ジュースに持ち込まれるが、最後は大竹がスパイクを決め、28-26で勝負はフルセットへ。

 最終セット、前のセットで交代した各選手は残ったままスタート。李のクイック、髙橋のブロック、大竹のスパイクが決まるが、韓国のサーブで崩され、連続失点し、4-6で日本がタイムアウトを要求。
 福澤がパイプを決めれば、韓国もエースが決めて、6-8 でコートチェンジ、8-10 で終盤へ。李がサーブで崩し、福澤が切り返しをうまく決め、10-10で韓国がタイムアウトを取る。さらに福澤がスパイクを決め、レシーブで粘り、大竹もフェイントで得点する。
 髙橋のブロック、福澤のスパイクでマッチポイントを迎えると、最後は関田がブロックを決め、15-12。逆転勝利を飾った。

■矢島久徳強化委員長のコメント
 韓国が持ち味を出しきった戦いをしていたのに対し、日本は勝利の大きな喜びはあるものの、選手自身がまだまだできることができておらず、課題も感じた試合であった。それでも勝ち切れたことはチームにとって成長への糧となるに違いない。
 次週はいよいよ日本ラウンド。ブラジルからの長距離移動を経ての試合となるが、しっかり準備をして強豪国(ブルガリア、ポーランド、イタリア)相手に、存分に力を発揮していきたい。

写真:FIVB

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