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2018-08-29 23:03 追加

全日本女子、カザフスタンをストレートで下し、準決勝進出 第18回アジア競技大会

アジア競技大会 女子クオーターファイナルラウンドの結果

全日本代表 女子


写真:AVC

 第18回アジア競技大会の女子バレーボールは29日、インドネシアのジャカルタでクオーターファイナルラウンドの試合が行われ、全日本女子はカザフスタンと対戦。3-0(25-16、25-18、25-21)のストレートで勝利した。日本の通算成績は、4勝1敗。
 次戦はセミファイナルラウンド(準決勝)となり、31日に中国と対戦する。

 カザフスタン戦、日本チームのスターティングメンバーは、長岡望悠、荒木絵里香、黒後 愛、石井優希、奥村麻依、佐藤美弥、井上琴絵。

 第1セットは1本目から互いに粘り強いレシーブで長いラリーが続いたが、井上を中心に安定した守備力を見せ、石井のスパイクなどで8-6とリードを保つ。
 カザフスタンもレフトのエースを軸に攻撃を組み立てるが、日本も黒後の思い切ったスパイク、奥村の速攻、そして石井や長岡のバックアタックなどで多彩な攻撃を展開した。黒後のサービスエースも決まって17-10と差をつけると、長岡のスパイク、石井の攻撃でさらに得点を重ね、黒後が相手コートの隙を狙ったスパイクで25点目を決めた。

 第2セット、出だしこそカザフスタンのスパイクやブロックで先行されるも、石井のスパイクなどが5連続で決まり、6-3と逆転。佐藤のトスワークも光り、奥村のブロード攻撃やブロックで8-4。その後も黒後のスパイクなどで得点を重ねたが、カザフスタンのリベロ1番が粘り強いレシーブでムードを作っていく。流れをつかんだ相手の速攻やレフトエースの攻撃を止められず、16-13と徐々に点差を縮められた。

 しかし、日本も井上の安定したディグから攻撃につなぎ、荒木の速攻、黒後のブロック、長岡、石井のスパイクで得点した。カザフスタンもディグからの攻撃で粘りを見せるが、日本のブロックでラリーを制し、24点目。最後は鍋谷友理枝のサーブから、カザフスタンのスパイクミスで25-18 とセットを連取した。

 第3セットは荒木に代わってキャプテン・岩坂名奈が入り、スタート。石井のインナーを狙ったスパイク、奥村の速攻、黒後のパワフルなスパイクで8-6とリードする。相手はブロックでリズムを作るが、日本も黒後のバックアタック、長岡や石井のサーブで攻めて17-12と点差を広げた。
 カザフスタンもレフトのエースを軸に攻めてくるが、黒後のパワーのあるスパイクや石井の攻撃で強気に攻め切り、最後はカザフスタンのスパイクミスで25-21と振り切って、ストレート勝ちを収めた。

■寺廻太女子強化委員長のコメント
 終始サーブで相手を崩し、レシーブからの切り返しで黒後、石井を中心にしっかりと得点した。井上を中心にディフェンスも機能し、日本らしい粘りを発揮したが、攻撃が単調になる場面も見られた。その部分をしっかりと修正し、精度の高いバレーが展開できるように準備したい。
 セミファイナルラウンドの大一番は中国とフィリピンの勝者と当たり、リオデジャネイロオリンピック金メダルの中国が勝ち上がってくる公算が大きいが、どこが相手でも全力で挑む。(※コメントは日本戦終了後、中国対フィリピン戦開始前のもの)


写真:AVC

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