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会見・コメント

2018-11-08 18:06 追加

豊田合成 高松卓矢「白熱した雰囲気ごとバレーボールを楽しんでもらいたい」

11月4日パナソニックvs豊田合成戦の豊田合成会見コメント

V1リーグ 男子

V1リーグ男子11月4日福井県営体育館 パナソニックパンサーズ3-0豊田合成トレフェルサの試合後の記者会見。

開幕3連勝同士の対戦。1セット目はパナソニックが25-21でとり、第2セットはデュースにもつれ込む白熱した展開となった。

豊田合成

トミー・ティリカイネン監督
パナソニックにおめでとうと言いたい。素晴らしいゲームをされた。相手チームは勝利に値するプレーをされた。我々が本来の力を出せていれば、とれているセットもあったが、今日は不十分だった。次の試合に臨みたい。

高松卓矢
パナソニックさんに、本当に素晴らしいパフォーマンスを見せつけられてしまった。自分たちが我慢しきれず、やりたいプレーが上手くさせてもらえない形になりました。

――新生Vリーグが始まって、先週は地元でホームゲーム、そして今日の試合で初めてのアウェイゲームを経験されたわけですが、昨季までとの違いは。
高松:別に変わってないです。悪い意味で変わってないです。これから先、いろいろVリーグを変えていかないといけない状況に来ているので、今年は変革の年だと思います。
正直まだどこのチームも変えきれてないのが現状。野球やサッカーやバスケなど、他のスポーツのホーム・アウェイに比べれば、全然ホーム・アウェイ感はないです。
それはパナソニックさんだけでなく、全チームが同じように変えていかないといけない。ただ、まだ今年が変わった年なので、ここから徐々に変えていかないといけない。変えていけると思う。まだ伸びしろはあると思うので、そこは各チームが知恵を絞ってホームゲームを盛り上げるべきですね。
そういう意味ではアウェイ感は感じなかったです。

ティリカイネン監督
――白岩さんがベンチアウトだったのは?
ティリカイネン監督:残念ながら彼は今日リストに入れなかったんですけど、すぐに帰ってきてくれると思います。

――特に怪我とかではなくて。
ティリカイネン監督:彼はすぐ帰ります。

――先程パナソニックさんの勢いで、力を出しきれなかったとのことですが、自身が具体的によくなかったところは。
ティリカイネン監督:特にサーブとレセプション。我々対パナソニックさんは、サーブとレセプションがキーになってくるので。お互い何度も対戦している、知らない相手ではないので、手の内はわかっている。細かいところを変えて、お互いやりあっている。パナソニックは今日我々より一歩上に行っていたと思います。

――試合の出だしから雰囲気が白熱したシーンがありましたが、コートで感じたことは。
高松:お互いに昨年優勝争いしたチームでもありますし、日本のバレーのトップのリーグでやっているからには、お互い仲良しこよしではできない。ファンの方が僕とクビアク選手と言い合いをしたりとかは見たくないと思うんですけど、彼は彼のプライドをもってやっているでしょうし。世界選手権チャンピオンでベスト6にも選ばれている素晴らしい選手。ポーランド代表としての誇りもパナソニックの一員としての誇りも持っているでしょう。「絶対負けられない」という気持ちが人一番強いプレーヤーだと思う。

僕ははっきり言ってそういうスタイルが好き。観客の方たちはそういうところはあまり見たくないかもしれないけど、しかたないことなんですよ。このレベルにきたら、そちらがサーブミスしたから、こっちもサーブミスするねなんてことはできない。お互いファイティングスピリッツを見せあって、たまには衝突することもある。そういうところも含めて、バレーボールを見てほしい。他の種目だったらバスケでも野球でもサッカーでも乱闘とかすることもあるじゃないですか。だからといって喧嘩や言い争いをしていいというわけじゃないですけど、お互い負けられない強い気持ちがあるなら、白熱した衝突することがあるのもいたしかたないという部分もある
僕は喧嘩しようとか一つも思っていない。ただ、声を出し合っているうちに、そういう雰囲気になってしまうだけ。

僕がクビアク選手だったり深津選手だったり福澤選手だったりを威嚇するつもりで声を出したつもりは1回もない。僕はあくまでも自分のチームを鼓舞したり、相手のチームの状況を知らせたりという意味で声を出しています。特定の選手を興奮させようと思ってない。

――以前ホームゲームとアウェイのことで、ご自身はアウェイでやるのが好きと言われていましたが。
高松:あまり感じないです。もっと観客がパンパンに入って、あちらの得点でうわーっと盛り上がって、僕らの点数が入ったらブーイングが起こるような感じになったら「これはアウェイだな」と思いますけど、別に今はそんなにアウェイな雰囲気ではないです。

――冒頭でやりたいことをさせてもらえなかったと言われましたけど、2セット目のときにどうしても苦しくなってイゴール選手にボールが集まって、高松選手が1枚でシャットされてしまったことが。
高松:S1ですか。あのシチュエーションは難しい。パナソニックにうまくはめられたなという。僕がしないといけなかったのは、僕に上がったらしっかり打つこと。
あそこをとれていれば、あのセットはとれたと思う。あそこをとりきれなかったのが、僕の今力が足りないところですね。

――今後こういう対戦があると思いますが、どうやっていく必要がありますか。
自分たちの体育館に帰って、僕がクビアク選手くらいライト打ちができるようにするとか、改善していかないといけないと思います。

――チームとしてもはめられた?
そう思っています。僕に対して2枚ブロックがついてきて、気持ちよく決めさせてくれない。自分たちが上手くリズムが作れなくて、おかしいぞおかしいぞと思っているうちにとられてしまった。そこをどうやって改善していくか。
相手のリズムに乗らせないためには、どうしたらいいか。そこを考えながら練習して試合に臨みたい。

相手をいいようにさせないという点ではパナソニックさんにいいようにはめられました。

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