12月9日、日曜日はトヨタ自動車サンホークス対つくばユナイテッドSun GAIAの1試合。このカードも2回目であり、前回は1週間前、堺で対戦してトヨタ自動車がストレートで勝利している。
連敗中のつくばは、先発セッターに今季初めて浜崎を起用、内定選手の野島をスイッチリベロで最初から起用するなど背水の陣で臨んだ。第1セットは激しい競り合いがあったが、中盤トヨタ自動車は皆川のブロックをきっかけに、つくばのミスもあり逆転し先取。第2セットは一方的な展開でトヨタ自動車が連取した。トヨタ自動車は、相手の攻撃ひとつひとつにしっかりと対策し、ポイントポイントをおさえていく強さを見せつけた。第3セットはトヨタ自動車がサーブで攻め序盤リードを拡げた。つくばも追い上げたが及ばず、最後は途中出場の坂本がスパイクを決めてトヨタ自動車が勝利を収めた。

つくばは大きな課題を抱えて年を越す

ホームチームであるトヨタ自動車サンホークスはここまで負けなしの8戦全勝、首位で年を越すこととなった。ホームチームの強さ、たのしさをたっぷりと味わえた大会であった。しかしながら（当地はクルマ中心の移動形態とはいえ）、鉄道の駅から遠く、駅から1時間2本ほどのバスの便が渋滞の影響を受けやすい、観戦に際して飲食の手段が乏しいなど、今後さらにホームゲームを定着させていくには課題となる面も見られた。

文・写真　出口季里

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