2018-12-25 17:21 追加
上尾・丸山裕子主将「快進撃の要因は全員バレー」 トヨタ車体・多治見麻子監督「比金桃子がチームを立て直してくれた」 皇后杯準決勝会見コメント
皇后杯準決勝 トヨタ車体対埼玉上尾 会見コメント
SV女子
12月22日に大田区総合体育館(東京都大田区)で行われた皇后杯準決勝、トヨタ車体対埼玉上尾の試合後の記者会見コメントをお届けする。
トヨタ車体クインシーズ 3(13-25、25-18、25-23、25-21)1 埼玉上尾メディックス
■埼玉上尾メディックス
●丸山裕子主将
チームとして初めて皇后杯準決勝に進みましたが、第1セットは出だしからブロックが出たり、 サーブも走っていて、いいプレーがたくさん出たと思います。
しかし、2セット目から相手のエースに決められたり、ブロックのタッチアウトなどでなかなかうまく捕まらないことがあったりして、コート内の動きがうまくいかなくなりました。もちろん、いいプレーもたくさんあったし、一人ひとりから点を取りたいという気迫が伝わってきましたが、最後は相手のエースを抑えられなかったことが響いてしまったゲームでした。
●吉野優理選手
前回、リーグでトヨタ車体さんに負けていて、その反省をもとに対策などをしてきたつもりでしたが、いざ試合になると自分たちがバタバタしてしまい、流れを掴むことができずに終わってしまって、すごく悔しいです。
――吉野選手に。今年1年目で初めてこの大会を経験し、ご自身が成長できたところは?
吉野:試合を通して、決定力がいいわけでも、ブロックができるわけでもないですが、監督が我慢して我慢して使ってくださっていることを自信にして、もっとチームに貢献できるように頑張れたらいいなと思っています。
――丸山主将に。初のベスト4進出となった快進撃の要因は?
丸山:スタメンの選手の活躍もあるし、外国人選手が勝負どころで決めたくれたり、ブロックしてくれたりといったこともありますが、リザーブで途中から入る選手が「絶対に1点を取る」という気持ちでコートに入り、実際に点数につなげてくれる場面がたくさんありました。14人に入れなかった選手も含め、しっかりコートを盛り上げて、全員バレーでやってこれたことがひとつのポイントではないかと思います。
――この成果を今後にどのようにつなげていきたいと思いますか?
丸山:強力なサーブと高いブロック、そこからの切り替え、カウンターアタックの攻撃が昨シーズンよりよくなっているので、そこをもっと精度を上げて、年明けのリーグに臨みたいと思います。
●吉田敏明監督
力のなさを露呈したなと。出だしは好調でしたが最後まであの形では行くまいと思っていました。最後は私たちのチームの課題が浮き彫りになり、相手を止めることもできず、残念な試合でした。
――アジア枠の外国人選手、アライジャ・ サンティアゴ選手(フィリピン出身)への評価を教えてください。
吉田:サンティアゴは自分の国でナショナルチームに入っていますが、サイドアタッカー、オポジットのポジションで、ミドルブロッカーはこの上尾メディックスに入って初めての経験になります。そのため、慣れないポジションで大変だと思いますが、その割には随所に高さを生かしたプレーを発揮してくれています。性格的に前向きで、自分のコートネーム「ジャジャ」を日本語で書いたりしていますし、バレーボールはもちろん、それ以外のことも文化の違いを受け入れ、仲間の一員として戦おうとする姿勢が非常に強い選手です。
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