2020-01-15 11:59 追加
東レ・黒後愛「ディフェンスが主になるポジション。崩れない意識をもってやっています」、NEC・古谷ちなみ「ラッキーガールになると思ってやっているわけではない」
SV女子
●金子隆行監督

試合が終わって間もないこともあり、冷静な分析はできていないところではありますが、ファナイル8に向けて…去年も東レさんに逆転負けをしたということがあり、選手も高い意識を持って絶対勝つんだという姿勢を見せてくれたと思っています。いかなる時でも選手は前を向いて戦ってくれました。このことは高く評価できるかなと思います。3セット目、リードした展開から追いつかれて、結果的には相手のミスでセットを取った。4セット目のスタートは特に気をつけなければいけないところでしたが、勝ちが見えてきたことでセットへの入りが甘かったという気はします。フィジカル的な部分、サイズが小さい分、スタミナ切れが見えたところもありましたが、耐えるところと思って選手を信じて任せました。やはり試合のポイントは3セット目の追いつかれたところからだと思います。
――残念な結果にはなりましたが、チームには監督が常日頃求められている躍動感を感じました。

金子:気持ちの面では前向きさやプラスになっている部分はあるのではないかと思います。ファイナル8はレギュラーシーズンからのスイッチを切り替えられるポイントでもあったので、初戦が非常に大きな意味をもたらすというのはわかっていました。その初戦を取れなかったというダメージがどれだけ今後に響くのか注意しなければならない部分はありますが、選手はここから全部勝つという強い気持ち、高いモチベーションで戦ってくれています。数多くの方々が応援してくれて、その応援に支えてもらっていることに感謝して、しっかり戦っていきたいなと思っています。
――古谷選手がチームにいい効果をもたらしていると思います。どのように評価されていますか?
金子:チームが勝てていないということは、いくら個人の数字が高かろうが(関係ない)。数字が低くてもチームが勝てているならば、チームに貢献していることになると思います。彼女一人が100%決めれば試合に勝てるのかといえば、そういうものではないので。ただ、彼女は今持てる力を全て試合につぎ込んでくれている。これは評価したいなと思います。
――レシーバーに峯村(沙紀)選手を起用する機会が増えています。起用の狙いは?

金子:彼女は人のために喜べる選手です。バレーボールには一番大事なことだと思います。苦しい場面とか難しい場面での投入が多いですけれども、彼女の経験値や、そういうところに期待して使っています。
取材・撮影 堀江丈
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