2020-12-19 20:41 追加
JTが東レをストレートで下し、初優勝 皇后杯
皇后杯 決勝の結果
SV女子

バレーボールの令和2年度皇后杯ファイナルラウンドは19日、大田区総合体育館(東京都)で決勝が行われ、JTと東レが対戦。JTが3-0(25-21、25-18、25-17)で勝利し、大会初優勝を飾った。
東レは今シーズンのV.LEAGUEで負けなしの13連勝中。皇后杯も決勝までの3連戦を勝ち進み、今シーズン初の敗戦を喫した。
第1セット、JTは序盤からドルーズ・アンドレアが攻め、対する東レはクラン・ヤナや小川愛里奈の攻撃が決まり、競り合いとなる。しかし、終盤になるとJTが芥川愛加のブロックや林琴奈のサービスエースなどで連続得点し、最後は田中瑞稀がアタックを決めてセットを先取する。
第2セットも中盤までは一進一退の戦いとなるが、東レが15-14とリードしていたところでJTが林やドルーズのアタック、小川杏奈らのブロックで連続得点して逆転。後半は交代で入った橘井友香のサービスエースなどもあり、常にJTリードで試合が展開され、25-18でこのセットもJTが連取した。
第3セットもドルーズを中心とした攻撃で攻め続けるJTに対し、後がない東レはクランや黒後愛、石川真佑の攻撃で応戦するが徐々に点差を離される。JTは第2セット同様、橘井がサービスエースをとるなどサーブでも攻め、最後はドルーズのアタックが決まり、25-17でこのセットも奪取し、皇后杯初優勝を決めた。
試合後、敗れた東レの黒後主将は「いつもの粘りを出せなかった。優勝がかかった大事な試合で勝ち切れるチームが強いチーム。年明けから再開するリーグでそういうチームになれるように頑張りたい」と話した。
優勝したJTのベテラン・芥川は「個人的に入団11年目での皇后杯初優勝。準備してきたことが出し切れた。リーグ2連覇、そして皇后杯とリーグの2冠に向け、引き続き頑張りたい」と喜びを語った。


写真:坂本清
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