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インタビュー

2015-06-30 20:00 追加

NEC MVP近江あかりインタビュー

SV女子

OLYMPUS DIGITAL CAMERA―今年はMVPを獲ったのに、全日本には入りませんでした。

上手い選手は多くいますからね。私自身は何とも思わなかったです。

―また声をかけられたらやってやるぞみたいなのは?

どうですかね……。今は「NECを強くしたい」とか「これからNEC時代を築き上げたい」というか。若い選手も多いですし。そういう面でチームを育てる、私自分もより成長したいですし、自チームを育てたい気持ちのほうが今は大きいのかなと思います。

―それだけ10年ぶりの優勝は大きかった?

はい。メンバーが去年とはがらっと変わったので最初は不安しかありませんでしたが、新人選手や内定選手など、いろんな力がプラスされて良い結果に結びついたことは、みんなにも大きな自信になったと思います。

―サーブレシーブランキングで、3位でした。

去年は都築さんに頼っている部分もありましたが、今年は自分の対角の選手が若く、これまで実践でのサーブカットの経験がない選手でしたので、私とリベロで守備範囲を広げてその選手には特徴である攻撃面でがんばってもらいたいという思いがありました。

―入れ替え戦も経験されてますが、その時からみるとチームはどこが変わりましたか?

先輩方がたくさん抜けて、それまではどこかで頼っていた部分があったので、危機感とプラスして自分が「しっかりしなきゃならない」という気持ちがこれまでよりも更に出てきました。そういう変化がこういう結果になったのだとは思います。

―対久光対策はありましたか? ファイナル6でも久光戦では、相手が一位通過が決まってましたが、そこで敗れていますよね。回りもやっぱり久光優勝かなという予想が多かったように思いますが、そこは爪を隠していたのでしょうか。

常に全力でやっていますし、ファイナル6も1位通過するつもりで行っていましたよ。でもやっぱり気持ちの面でもプレイでも久光さんに圧倒されました。ただ、そのストレート負けがあったからこそ、もちろん対策もできましたし、ひとりひとり悔しさがあったので、決勝でその想いを全て相手にぶつけ、勝てたと思います。

―1セット目とられてからの逆転勝利。何が鍵だったのでしょう。

1セット目は久光さんにセットをとられはしましたが、点差は開いてなくて。久光さんは表情的にもこっちから見ていたら硬いのかな? と試合中感じていたので、1セット目の負けは大きく引きずらなかったですね。

―山田バレーとはどういうバレーですか?

NECは今期イエリズが得点源の役割を果たしてくれましたが、最後に怪我をしてしまいました。その時、内心まずいなと思いましたが、柳田が代わりに入ってがんばってくれました。柳田とイエリズはタイプが違いますが、それだからこそまた新たなバレーが出来て、大エースがいなくなった分、攻撃力を秘めたセンター攻撃も増え、一人に頼らずどこのポジションからでも多彩に打ち切れる選手がいるという今のチームの強みを出すことができたと思います。NECのバレーとはまさに全員バレーと言えるでしょうね。

―来150404_03701-s季について。

来季は去年と期待感は大きく違うと思いますが、私たちは入れ替え戦、苦しい時代を味わっている分、周りにどういう目でみられようと、ひとつずつ勝ち進んで、更にチーム力を上げて戦っていきたいと思います。

―新しいシステムについては?

私はいやじゃなかったです。

―最後まで気が抜けないですよね。

そうですね、確かに。例え負けたとしても、フルセットまでいけば1ポイント貰えるとか、それは1ポイント1ポイントの積み重ねで順位が変わってくるのでそれは大きかったですね。

―次は連覇に向けて。

はい。

―NEC時代を作りたい?

若い選手も多いので、作れると思いますし、作っていきたいと思っています。

―本日はありがとうございました。

聞き手:中西美雁

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