2016-02-24 18:51 追加
「レシーブでもスパイクでも前向きに強い気持ちで」セルジオ&ルカレリ
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40歳のセルジオに対し、セレソンでもスーパーリーグでも一番の若手として注目される24歳になったばかりのWSリカルド・ルカレリ・ソウザ。五輪という大舞台に挑戦する胸の内は……。
■打つだけでなく守りでも強い気持ちを
ーー今シーズンから加入したフンビッキ/タウバテ(FUNVIC/Taubate)は、1月末現在スーパーリーグ2位。調子はいかがですか。
ルカレリ レギュラー陣のケガが多く、監督としてはシーズン前の予想メンバーが組めず大変だったと思います。でもその間、控えの選手が万全の態勢でチームの力を落とさずにここまできました。もっと総合力は上がると思います。
ーー個人では総得点3位、スパイク決定率3位、サーブ得点1位と大活躍ですね。
ルカレリ WSとして打ってチームを盛り上げたいので、うまくいっていると思います。
ーー国内外の試合でサーブをルカレリに集めてスパイクにいい状態で入らせないようにする「ルカレリ崩し」も徹底していますが、レシーブはどうですか。
ルカレリ はじめはいつも狙われてプレッシャーも大きかったです。今は、来るなら来いと。
ーー昨年はセージで今年はタウバテで、セルジオ、ムリロ、ルイス・フェリペ・フォンテーレス(元パナソニック)などのベテランと一緒ですが、レシーブに関するアドバイスはありましたか。
ルカレリ 自分がミスをしてもそれを引きずらず、次のサーブが来る前に早く気持ちを切換えもう一度集中すること。スピードに負けて腕がぶれるとはじかれます。これも気持ちのもちようで、常に前向きに。言葉で言われることも参考になりますが、相手チームの選手も含めてプレーを良く見ることも、自分の向上につながっていると思います。サーブレシーブ後どんな体制でも次のスパイクに遅れないように気をつけています。
■自分の力でリオ五輪へ
ロンドン五輪ではジバ(ジルベルト・ゴドイ)の控えとして補欠だった。ジバがロンドン入りした後に足の調子が良くなく、急きょ現地入りしたが、最終的にジバでいくことになり、五輪の夢はかなわなかった。
ーースーパーリーグが終わるともうすぐリオ五輪ですね。ロンドン五輪ではメンバー入りまでもう少しでしたが、今はどんな気持ちですか。
ルカレリ まずはリーグ優勝で五輪はその後ですが、気にならないわけはありません。ロンドンでは結局メンバーに入れませんでした。悔しかったです。出るからには誰かの代わりではなく、自分の力で行きたいです。
ーー地元ということでプレッシャーはありますか。
ルカレリ 国内でも海外でもどの大会でもプレッシャーは多かれ少なかれあります。でも今回はブラジルで家族や友人、国民のみんなと一緒に戦える喜び、楽しみの方が大きいです。
ーー五輪でメダルを狙うにあたり、自分自身まだ足りない、もっと向上しないといけないという点はありますか。
ルカレリ 全体的にまだ上にいける、いかなきゃいけないと思いますが、ブロックですね。セットの後半でせっている時にあせらず、しっかり読んで決めたいです。
ーー五輪観戦に日本から来るファンの方もいると思います。メッセージをお願いします。
ルカレリ 日本が出場できるといいですね。どこと対戦しても全力で頑張ります。ブラジルも応援して下さい。
ーー対戦したい国はありますか。
ルカレリ ブラジルのファンの人は、ロンドンの決勝で負けたロシアにリベンジとか、サッカーの宿敵でもある隣りのアルゼンチンにだけは負けられないなどと言っているみたいですが、金メダルをとるには全部打ち砕くのみです。
文責:唐木田真里子(サンパウロ在住)
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