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インタビュー

2016-04-22 12:10 追加

久光製薬優勝インタビュー  新鍋理沙×岩坂名奈

SV女子

岩坂「苦しいとき、リサがみんなに声をかけてくれた」

_M9A8653-s――今回のリーグを通してもそう見えましたが、中田監督就任からの4年で久光は変わったなって。実感としてはどうですか?

岩坂 4年前は、優勝という目標はあったけど、ほんとに獲りたいっていう思いで一人ひとりが高い意識でやっていたかって言われると、やってましたとは言えない。でも久美さんが監督になられてからは、ほんとに一人ひとりが高い意識を持って練習している。意識は変わったと思います。

新鍋 久美さんが監督になって最初の年は、私は、もうちょっとチームのことを見なきゃいけない考えなきゃいけないのに、自分のことでいっぱいいっぱいで、でもそれじゃだめだと思うし……って感じだったんですけど、今回(4年目の年)は、イライラしたりとかたまにはあったけど(笑)気持ちに少し余裕ができてきたかなと。前は自分の調子次第でけっこう悪い方に行っちゃったりあったんですけど、コートにいる時間が長い分、チームや他の人のことも考えて動かなきゃと……

岩坂 今シーズン、タイムを取って、コートに戻るときにリサがみんなに声かけてくれて……一人ひとりがふわふわしてまとまってなかったときにそうやって声かけてくれて、それでみんながもう一回、“あ、やらなきゃ”って。私もたいした仕事をしてないのに一人でいっぱいいっぱいになっちゃってて、そういうとき、みんながバラバラな所にいても(リサが)呼んで、「もうちょっとこうしよう」「取るべきところで取ろう」ってことをしっかり言ってくれてたので、“あー私もやんなきゃ”って思ったよ。今言うけど…

新鍋 あはははは。今言うけど……って(笑)ほんとタイムのときとか、前よりみんないろんなことを言い合える、気づいたことをどんどん言えるようになった。6人だけじゃなくてベンチにいるメンバーからも気づいたことをどんどん言ってもらっていたし。最初、4年前は久美さんに助けてもらってばっかりだったけど、選手間でもいろんな話ができるようになったし、そこは一番変わったと思います。

――サーブレシーブでも石井(優希)選手に声をかけていたような場面もありましたね。
新鍋 ユキ(石井)は、ほんとにあれだけサーブで狙われて、精神的にもすごくたいへんだったと思うんですけど、私が狙われているときにカバーしてもらったり、リベロも含めて3人で助け合いながらできたと思います。

――新鍋選手から見て、今季の岩坂選手は?
新鍋 ナナ(岩坂)はブロックはもうすごいし、つなぎも上手で。二段トスになるからセッターとは上げるテンポは違うとは思うんですけど、そのトスが打ちやすくて……

――確かに! 岩坂選手が上げると、みんなほとんど決めていました。
岩坂 みんながカバーして打ってくれたんです。

新鍋 ナナはトス上手なんです。それからディグも、私がレフトで(ブロックに跳んで)ストレート側抜けたーーと思ったらナナがそこにいて上げてくれたりとかフェイントも上げてくれたりとか、ほんとにブロック、スパイク以外でもたくさんカバーしてもらったと思います。

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