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インタビュー

2016-07-30 09:30 追加

『つなげたから』 五十嵐元 引退記事(3)談話・ほか

V男子

つなげ、宝

(取材後記にかえて)

母校の後輩たちと(2015年・留萌)

母校の後輩たちと(2015年・留萌)

元さんに逢いたいというひとは、北から南から、いろいろなところにいる。この記事の中に現れた方々にも、直接は現れなかった方々にも、ちから、思いを届けていただいた、それ自体が、記事を仕上げていく原動力になっていた感がある。

取材を通して、いろいろな「つながり」を感じた。いくつものターニングポイントで「つながる」方向へ針が振れた。そのことをインタビューの中で、ご本人は「運ですよ…」とおっしゃったが、さてそうなのだろうかと思った。如何なる逆境に在ってもたゆまず進んでいく、元さんのその姿に触れた、だいじなひとたちが、だいじだと思って「つなげたから」、元さんの選手としてのボールは10年以上綿々とつなげられ、選手としての色をちゃんと染みこませてきたのだろう。そう思う。

そもそも、バレーボールは、生身の人間が交わり合ってつくられていくものなのであるということ、その中で、ひととひととが繋げられるちからがとても大切なものだということを、しみじみ思った。バレーボールの中には、気持ちだけではどうにもならないものはたくさんあるけれども、それでも、人間がちゃんと繋がらないことには、何も始まらないのだということを。

元さんの次のステージをたのしみにしている。元さんが、その起伏の中に在った長い選手生活の中で培った「宝」を、ひとつでも多く、長いラリーの中に流していって、また、おおきな「つながり」を、たくさんつくっていけることを、心から願っている。

五十嵐元さん、そして、このバレーボーラーを識るきっかけになったいくつかのこと、この記事にご協力いただいた、あるいは、気にかけてくださった、たくさんの方々に、心から、ありがとうございました。

構成:出口季里
写真:MIKA、出口季里

インタビュー前編
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