2012-05-01 23:28 追加
櫻井由香選手ミニインタビュー
デンソー櫻井由香選手の引退試合後のミニインタビュー
V女子
デンソーエアリービーズの櫻井由香選手が黒鷲旗大会をもって引退する。5/1の対大野石油広島が引退試合として設定され、最後の勇姿を見せてくれた。試合後のミニインタビューをお届けする。
――今のお気持ちをお聞かせください。
やりきりました! 幸せいっぱいです。
――デンソーの思い出は?
ずっと振り返ると、楽しかったことより辛かったことの方が思い出されますね。何年も連続して入れ替え戦に出続けたこととか。そういうときの方が、たとえば4強で、というときより、思い出しますね。
――五輪を決めたとき
あのときはもう必死だったんで。本当に、もう周りがみんなライバルだと思って。隣の人を蹴落としてという気持ちになりましたね。あのときだけは。
北京ですか。自分がすごく長くバレー生活を続けたご褒美だと思っています。テクニックとかでいったら、出られなかった大会だと。冷静に考えて、自分が監督だとしたら、テクニックだけだったら選ばない駒なので。それを選んでいただけたりとか、チャンスが巡ってきたりとか、バレーの神様からのご褒美だと思っています。
――今日が最後の引退試合でしたが。
アキレス腱の状態がよくないんで、フルには出られないんですよ。いつ切れてもおかしくない状態なんです。でもこうして引退試合というのを設けていただけるということで、ありがたかったです。ただ、(アキレス腱の状態のせいで)自分らしいプレーはしたくてもできなかった。まあある意味自分らしいもどかしい試合でしたね。
――リベロをやっている子供たちへのメッセージを。
リベロだけじゃなくて、すべてのバレーをプレーしている子に言いたいことですが、私がデンソーに入って一番最初に思ったことが、自分しかできないことを探そうということだったんですわ。それが大声を出すことだった。技術が足りなくても、声とか、雰囲気をあげるとか、笑顔で走り回るとか、それで私は全日本に入れたと思うので、リベロだけじゃなくて、みんなに言いたい。自分だけができることを何か見つけて、それを追求していくことをあきらめないようにって。
一言では言えないですね。長いこと応援ありがとうございましたっていうことだけですかね。自分の新しい人生に、これからもチャレンジし続けていきますので、温かく見守ってください。
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