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インタビュー

2017-01-23 12:00 追加

安井勇誠×八子大輔 「厳しい状況だけど、巻き返すチャンスはあるはず。これからのJTを見てほしい」

V1リーグ 男子

守備は永遠の課題?

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――現在はウィングスパイカーのお二人ですが、ともにオポジットの経験がありますよね。オポジットについて、またやってみたいと思うことはありますか?

安井:僕は昨シーズンからサイドですが、その前までオポジットをやっていました。点を取らなければならないので、プレッシャーも大きいポジションですよね。今はチームとして求められたことをやるだけです。守備は永遠の課題ですね。
八子:全く同じです。この年で守備が急にうまくなったりはしないので、返せるボールは返すように精いっぱいやっています。

 

――新外国人のルブリッチ選手の印象は?
八子:クールで寡黙な感じではなく、自分の感情を出すタイプかな?
安井:若いけど、むこうから声をかけてくれる。練習前にミニゲームをやろうと誘ってくれたりして、交流しています。

 

――主将が越川選手から深津(旭弘)選手になって変わったことは? 深津選手はどんな印象?
八子:僕にとって、深津さんは大学時代の先輩で、当時もキャプテンだったので、そのままのイメージが強いですね。キャプテン気質というか、そういうものを持った方だと思います。
安井:チーム全体を見て、指示を出してくれる。広い視野を持った方だと思います。

 

――お二人は大学バレーを経験されていますが、新人の金子(聖輝)選手は高校からの入団ですし、かつての越川選手もそうでした。高卒後、大学かVかの選択についてはどう考えていますか?
八子:それはその人の適正によるものですよね。僕自身は大学バレーを経験してよかったと思いますが、金子の場合はどちらかというと、若いけど、自分でどんどん考えてやっていくタイプの選手なので、この選択は彼に合っていたのではないかと思います。
安井:僕もそれぞれの選手が、自分の適性に合った道を選んでいると思いますね。僕の場合は大学に行ったことで、自立してバレーをすることを学んでから実業団に入ったことがよかったと思っています。
現在、同じチームのコーチをされている菅(直哉)さんは、大学時代の先輩で、その同期に全日本のリベロでもある永野(健=パナソニック)さんがいたのですが、先輩たちから学んだことも多かったです。自分のためだけではなく、チームのために自分が何をできるのかをすごく考えるようになりました。

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巻き返しはこれから!

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――今のチームが上位を目指すために必要なことは?
八子:試合に出ている人も出ていない人も、チーム一人ひとりが自分の役割をしっかりと果たし、一丸となって戦えば、技術面もメンタル面もついてくるのではないかと思います。チームが苦しい時は、それぞれが苦しいし、バラバラになりがちだけど、そういう時こそ団結し、最後まであきらめずに戦っていきたいと僕も思っているし、みんなも同じ考えなのではないでしょうか。

安井:堺にフルセットで勝てた試合で僕らと同じポジションの吉岡(光大)が交代で入って、いいプレーをしました。この時のように、ベンチにいる選手が試合に出た時に自分の役割が果たせるような環境を普段から作っておくことも大事だと感じています。この試合ではアップの時から気持ちを作って試合に臨めました。試合はエネルギーを使いますから、このような状態で臨めるようにしていけることの積み重ねが必要ですね。

 

――リーグ優勝してから、チームは転換点を迎えたと思いますが、これから自分に求められる役割をどう考えますか?

八子:どのプレーをとっても安定感のある選手になることが求められると思います。

_37A8417安井:計算できる選手にならないと使ってもらえないと思うし、長くバレーを続けていくこともできないと思うので、1年でも長く続けられるように頑張りたいと思います。あと、プレーもそうですが、年齢的にチーム全体を見なければならないので、越川さんを見習い、見るところは見て、声掛けもしていかなければ。
――越川さんに声をかけてもらったことで印象に残っていることはありますか?
安井:自信を持って堂々とプレーすることが大事だといつも言われています。
――ところで、お二人はバレー以外に今ハマっているものはありますか?
八子:吉岡の影響でNBAのゲームをやるようになりました。
安井:僕はそれをやってる二人を見て楽しんでいます(笑)
――験担ぎ、ルーティンはしますか?
安井:僕はしてないです。
八子:試合前は熱い風呂に入ります。験担ぎではなく、体を温めることで、パフォーマンスをよくするためですが。あとは自分のサーブが打てるように、サーブのイメトレはします。

 

――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
安井:リーグも後半に突入し、厳しい状況ですが、まだ巻き返しのチャンスはあると思っています。チーム一丸となって、状態がよくなるように動いているので、これからのJTを見てほしいですね。個人的にはチームに迷惑をかけている部分もあるので、もっと頑張りたいと思います。
八子:現状は僕らもとても悔しいし、ファンの方も悔しいと思います。ここから巻き返しをはかり、ファンの方々と一緒に喜びたいですね。

(2016年12月取材)

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写真提供:JTサンダーズ
聞き手:高井みわ

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