2017-06-11 09:30 追加
スロベニア戦談話 山田「マサと対角を組むのは夢だったので素直に嬉しい」
全日本代表 男子
中垣内監督
スロベニアは初対戦でしたが、地力のあるチームというのは前もって分かっていた。ビデオを見ても、相当苦戦するのではないかと思って臨んだ。準備したことのいくつかの中で、プッシュのボール、フェイントのボール、タッチしたボールの処理をきちんとしようと言っていたのですが、1セット目5本、または6本目ほどのがしました。2セット目以降も同様。ブロックにタッチしたボールとかを、得点に結びつけられなかったのが尾を引いた。もつれた原因となった。それがなければ、我々のペースでもう少し試合ができた。
思った以上に我々のサーブが機能した。最後はどちらに転んでもおかしくなかったが、正直柳田と山田のプレーに助けられました。
――石川祐希選手の状態は。
イタリアのチームにいるときから、腰を痛めていた。全日本の合宿ではジャンプはさせず、先週くらいからようやく何とか試合に出られるようになった。先週は1セットくらいのプレー時間を与えています。
昨日、2セットをめどにしようと考えていたが、4セット出場することになった。
3連戦をフルでプレーさせるのは、まだ厳しいと考えて、今日は休息の日にした。昨日で状態がより悪くなったというわけではありません。
――出耒田選手を山内選手に代えた理由とそれぞれの評価を。
出耒田の今日のできは、まあまあだった。彼の大きい課題の一つであったサーブはかなり改善した。ブロックもでたし、クロスにも打てていた。
――呪縛のように唱えられる高さとパワーという言葉。全員2メートルある相手に勝ったこと。高さとパワーに対する勝ち方があれば。
それは、今の体制の前から、ここ数年高いブロックに対しての打ち方をもう少し工夫しようという指導のトレンドはあった。選手も、ちょうど、頭でも体でも分かりだしている頃なんだろうなと。一つは、フィリップが来たことによって、選手達が高さがあるからといって、やる前から負けないような気持ちになった。自分たちもできるかもしれないと。
確かに高さとパワーでは負けているんだと思います。今まで日本のバレーは、高さがないから大きい選手を、とかやみくもに選んできました。小さくてもバレーボールはできる。浅野なんかがいい例。そこだけにこだわることはないのかなと思います。それよりは自分たちがやりたいことを基準に、選考していきたい。
――山田選手、今日はサイドに入って。
正直、スタートから、彼の表情が冴えなくて、早いタイミングで浅野とスイッチすることになるかとおもっていましたが、サーブレシーブがそんなに崩れなかったので、なかなか代えるタイミングがなかった。
最後のプレーは値千金の2点だった。試合後に「どないやねん今日の顔は」といったら「飲まれました」と言っていました。山田が云々ではなく、石川がいなくても、一勝できたのはチームにとって大きい。
写真:FIVB
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