2017-09-27 12:00 追加
大竹ジュニア・壱青ドイツリーグへ!「柳田さんにラインしたら、びっくりされました(笑)」
大竹壱青会見
全日本代表 男子 / 大学バレー 男子
バレーボール全日本男子のオポジット(セッター対角の攻撃専門のポジション)、大竹壱青選手(父はバルセロナ五輪代表の大竹秀之さん)が、26日、ドイツリーグ1部の強豪、フランクフルト(ユナイテッド・バレーズ・ラインマイン)に、1シーズン留学することを発表した。昨季は1ヶ月間の短期留学でイタリアに派遣されたが、今季は春までフルに滞在する。卒業後の進路は企業に就職してバレーを続ける。今回のドイツリーグ行きは、就職するチームの了承を得て、合流を延期する形となる。
3度めのセリエAに挑戦する石川祐希選手の記者会見での、サプライズ発表だった。以下は記者会見でのコメント。
松永理生監督
今ここに大竹を呼んだのも、昨晩本人が仮契約を済ませたので、その発表のためです。今回シニアで共に戦っている柳田将洋選手のいるリーグ、ドイツの1部リーグ、ユナイテッドバレーズフランクフルトと契約することができました。
昨年から、中央大学としても海外に人を送りたいという流れの中で、1ヶ月2部のイタリアに留学した。その時は、練習生なので試合には出れませんでした。今回は、試合に出させる方向で進めました。彼については、将来は企業人として就職することが決まっています。所属先とのチームとの協力の上で、今回のドイツ派遣が成り立っています。
大竹は10月1日に出国します。10月14日に開幕し、柳田選手のチームと対戦します。石川と同様、インカレのために一時帰国します。同じく11月16日に出国し、インカレ終了後はフルシーズン滞在します。
大竹壱青
ドイツのフランクフルトのチームでやれることを、とてもうれしく思っています。
去年は海外のバレーを1ヶ月見てきて、全日本のバレーをしてきた中で、やっぱりまた海外でやりたい、行くんだったら練習生でなくて試合に出たいという気持ちがあって、松永監督に相談しました。僕自身グラチャンでしっかり戦うことができたけど、もっともっと上を目指してやりたい。ドイツに行って何か成長できる部分を見つけ、自分自身もそうですし、日本バレーの発展に貢献できたらと思います。
祐希とは別の国ですが、一緒にやるよりかは別の国でやるほうが楽ですね。柳田さんと同じ国なのは、普通にライバルとして対戦したいと思います。
同じ国だとちょくちょく顔を合わせなきゃならないですし、一緒のチームでやっても気を使うと思いますし、同じリーグより別のリーグがいいなと思っていました。
海外には、みんなどんどん出ていったほうがいい。そうすれば日本のバレーが変わると思います。練習を体験したり、試合をみたりするだけでも変わってくる。プレーするんだったら高さへの恐怖心や速さへの慣れもありますしね。
まず第一は、去年1ヶ月行って、力試しをしました。行ってよかったと思いました。今回は、「この国で!」というのはなくて、ヨーロッパでやりたいと思っていた。自分が入って出るチャンスがあるチームでとお願いして探してもらい、お話を頂いた。
ドイツ語は全然わからないですけど、英語である程度コミュニケーションとれると思います。
柳田さんには昨日ラインしました。びっくりしてましたね。初戦対戦ですねっていったら「うるさい!(笑)」って返事が来ました(笑)。
グラチャンで感じた世界への恐怖心をなくしていきたい。高いブロックに対してのスパイクの打ち方、コースの抜き方を学んでいきたい。グラチャンでもある程度克服はできたけど、もっとそれをつきつめていきたいです。
昨年は、イタリアに行ってる間は、帰りたくない、もうちょいいたいなって思いました。帰ってきて、「もうちょっといたかったです」って監督に伝えて。「来年は試合に出たい」と。
今シーズンは、ドイツのシーズンが終わるまで行きます。来年以降はまだ考えてないけど、海外にも行きたいです。
今回結果を残して、名前を知ってもらう。今年が一番大事じゃないかなと思います。
バレー終わってからというのを考えて、企業に入るのを考えました。引退後は、社業の方が安定している。バレーにも携われればなと。指導者として。色々悩みましたけど、プロで行く実績はなくて、石川は3年前から全日本ですけど、自分は今年から。企業で行ったほうがベストかなと。
父にも進路に関しては相談しましたけど、父も企業でバレーをやっていたので、そこが一番いいと勧められました。
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