2017-10-08 18:25 追加
「東京五輪に一緒に出たい」パナソニック同期座談会前編 山内・関田・今村
SV男子
――実際に入ってみての印象を。
今村 オンオフしっかりしていて、休む時は休むし、練習になったらがっと集中するチームで、いい環境でバレーができています。
山内 全日本と似たような雰囲気です。
――全日本とかぶってる人が多いし?
山内 そうですね。
関田 オンとオフがしっかりしているのはそうなんですけど。ベテランの選手がチームを引っ張って行ってくれる中で、若手がもっとチームを盛り上げていければと思います。
――一緒のチームでやることになってどう思いました?
今村 嬉しかったです。
山内 嬉しかったですし、すごい大学の人とやれるんだなあと思いました。
――今村さんと関田さんは、大学でずっとやっていたコンビが、そのまま組めるという利点がありますね。
今村 はい。その通りです。あとは上のレベルで一緒にやれるというのは、嬉しいというよりワクワクが強いです。
――内定選手として初出場どうでしたか?
今村 最初は大阪でサントリーのホームゲームでした。すごい緊張して足が動かなくてその中でサーブレシーブを膝をついて1本目とって、すごい緊張してました。
――山内さんは、V初出場は広島でしたっけ?
山内 はい。広島で東レ戦でした。すごい緊張しました。
――そのあとすぐ怪我?
山内 そうです。1月の末。
――Vリーグよりも全日本を先に経験していたわけですが、比べてどうですか?
山内 全日本でやってる期間じゃない、大学にいる期間からのVリーグだったので、差は感じなかったです。1回大学でレベルが落ちてからのVリーグだったので。高いレベルという感じでした。
関田 僕はよく覚えてないんですけど、三島がデビューだったかな? ピンチサーバーだっけ? 緊張したんですけど、それよりもチームに貢献したいという想いが強かったです。
――今村さんはファイナルに途中出場しましたが。
今村 チャンスがきたので思いっきりやろうと思いました。流れをもってきたかったので、走り回ってやったのを覚えています。
――山内さんにはクビアク選手がよく声をかけてくれていたと思いますが、何を?
山内 ブロックとかですね。でも、クビに言われるより前にできるようになりたい。
――3人が川村監督からいつも言われていることは?
今村 考えながらプレーしろといつも言われます。
山内 考えながらプレーしろというのと、個人的にはブロックがまだまだなのでブロックについてのことですかね。
関田 「考えながら」というのは、チームとして言われています。個人的には、ちょいちょいトスについて言われるくらいです。
――リオ五輪はみましたか?
関田 全部じゃないですけどみました。サーブがすごかったです。サーブとラリーが凄い。ボールを落とさない。凄いなと思いました。
山内 一緒の感想ですね。
――気になった選手は? ジャネッリ(イタリアのセッター)とか?
関田 ジャネッリはうまいですね。彼はトスだけじゃなく、ブロックもサーブもあるので凄いなと。
今村 ブラジルの選手が結構好きです。ルカレッリは凄く安定していたし、前の大会ではスパイクミスが多かったんですけど、そこが改善されていて、ブラジルの軸になってるなぁと思いました。
――海外でも国内でもいいのですが、目標やライバルと思う選手は?
関田 ライバルは深津さんですね。憧れというか海外ではブルーノだったり控えのウィリアム。ブルーノに関してはリーダーシップというかチームをまとめる力が凄いなと感じていて。ウィリアムは控えの選手なのに良い質のトスを上げてるので凄いなと思います。
――世界はセンターエースもいますよね。イランのセイエドとか。
山内 あんまり世界という基準が身近にはないので、日本だったら富松さん(東レ)とか、ああいうプレイヤーになりたいなと思います。
今村 僕はセルビアのコバチェビッチという選手なんです。左利きで、フェイントがうまくて、僕どっちかというとフェイントせずに決めるタイプなんですけど。世界選手権で当たって、その時にフェイントにやられて。「こんなんあるんだ」って経験させられて、引き出しを増やしてもらった。そういうプレーもあるんだと教えてもらったので惹かれます。
――渋いですね。
今村 渋いですかね?(笑)
――3人にとって東京五輪とは目標?
関田 もちろん目標としています。
――3人で出たいという思いはありますか?
山内 はい、できれば。
――そのためには何が必要でしょうか?
関田 やっぱり身長はどうしても小さいので、ブロックでは欠点となってしまう。それ以外のところでもっと磨いていかないといけないし、色んなことを経験して考えて、もっと成長しないといけないと思います。
山内 ミドルブロッカーとして全く必要なものが揃ってないので。ブロックであったりスパイクであったり、あと経験がまだまだなので、積んでいけたらと思います。
今村 もっとオフェンス力・ディフェンス力を上げてOQTの(石川)祐希みたいな、ああいうことを、オポもサイドも両方やっているのでどっちでも行けるようにしておきたいと思います。
――川村監督はどっちでも考えているとおっしゃっていましたが、本人的には?
今村 どっちがいいとかあまりないですね。いまでいう二刀流ってやつですね(笑)
後編に続く
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