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インタビュー

2017-11-13 12:00 追加

冨永こよみ(上尾メディックス)「全日本でセッターのポジションの大切さを実感しました」(前編)

SV女子 / 全日本代表 女子

今季の目標とチャレンジリーグから学んだこと

――チームに帰ってきて、また違うスタイルのバレーに戻りましたが、その辺りはすぐに対応できましたか?
冨永:パスの高さだったり、テンポが違うので、全日本で約4か月やっていると、体がそっちに慣れるんだなというのを感じました。ただ、速いのをゆっくりに戻す方がその逆よりは簡単だと思います。それでまたゆっくりに慣れてしまうと、また来年呼んでもらった時に慣れるのが大変なので、周りのテンポがゆっくりでも自分のセットアップだったり、攻守の切り替えなど、個人の中で変えられる部分でのスピードアップは意識的に継続してやっていかなければと思います。

――今季はプレミアに戻ってきて、どんな目標を持っていますか?
冨永:優勝目指してやっていますけど、強豪ぞろいなので、チャレンジから上がってきたというのもありますし、挑戦者の気持ちを忘れずにやっていきたいです。

――いろいろなバレーに適応し、使い分けていくことは大変だと思いますが、昨シーズンはチャレンジリーグも経験し、そこから全日本に行くなど、対応していく中で難しさを感じたことはありますか?
冨永:チャレンジリーグはレベルも高いですし、プレミアの選手よりも高さは劣るかもしれないですけどテクニックとか、気迫とかがすごいです。バレーボールをやりたい、プレーができて嬉しいといった気持ちが本当に伝わってくるチームが多かったので、すごく勉強になりましたし、自分もバレーに対する姿勢など、考えさせられるものがありました。本当にいい選手がたくさんいますし、ファンの皆さんにチャレンジももっといっぱい観に来てほしいなと思いながらプレーしていました。

――チャレンジリーグは社業のあるチームも多いですが、上尾は現在、社業もあるのですか?
冨永:選手それぞれに所属があり、勤務の日があります。リーグ期間は免除していただいていますが。

――病院のチームですが、お仕事はどんなことをされているのですか?
冨永:みんな違うことをしています。病院内に所属の人も事務系の仕事の人もいるし、リハビリのお手伝いをしている選手もいれば、受付で案内する人もいます。私は病院勤務ではなく、経営に関わる部署の方で、事務系の仕事をしたり、お茶出ししたりすることもありますが、主にバレー部に関係する仕事をしています。

(後編に続く)

聞き手:高井みわ

写真提供:上尾メディックス

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