2012-07-29 17:50 追加
ロンドン五輪 日本vsアルジェリア戦解説
ロンドン五輪、全日本女子はアルジェリア戦に勝利。解説は手川 勝太朗氏。
全日本代表 女子
ロンドンオリンピック
日本W-アルジェリアW
ロンドン五輪で、バレーボール女子1次リーグが28日、行われ、A組の日本はアルジェリアを3−0(25−15、25−14、25−7)で下し、白星をあげた。
今回のオリンピック前に眞鍋監督は「まんなか(MB)で点を取れるようになる」ことを明言している。
今まで、全日本女子が取り組んできたことは、「サーブレシーブの精度をあげ、MBの攻撃を使える機会を増やす」ことであった。
では、その他にはどのような方法が考えられるのであろうか。
今回、眞鍋監督は「OKゾーン」という概念を導入し、いわゆるAパスにならない場面でMBの攻撃を多く使えるようにシステムを変えたようだ。
こうした背景には、木村沙織をはじめWSの選手のスパイク効果率をあげる狙いがある。MBが機能しない場合、WSを潰されると日本は苦境に立たされ続けてきたとも言い換えることができる。
では、実際にアルジェリア戦で見られたMBの攻撃はどうだったのであろうか。
Aパス以外から見られたMBの攻撃は、強打ではなく、指先で相手コートに押しこむなどの「奇襲」的な攻撃であると言わざるをえない。
もちろんトーナメントを見越して「封印」している可能性もあるが、次戦以降、MBの攻撃に着目して観戦してみると違った視点で試合を見ることができるかもしれない。
文責:手川勝太朗
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