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インタビュー

2018-01-19 12:00 追加

リベロで再スタート、元ブラジル代表ムリロ・エンドレス

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■チームメイトはこう見る

ムリロとルイス・フェリペの間にサーブを狙っても難なく取られてしまう。対戦相手はサーブで崩せず、あせるばかり。撮影:Karen Griz/SESI-SP

長年、代表チームで対角を組んできたルイス・フェリペ・フォンテーレス(元パナソニック)は、新リベロのムリロに、次にあげるようなリーダーシップとポジションに入る正確さを感じている。

ムリロは今まではコート内で言葉よりプレーで引っ張っていくタイプだったが、リベロになってからは相手のコースや守備の確認、ブロックの指示など自ら進んで声を掛けることでチームがとても円滑に回っている。そしてもう一つは、ポジションの判断が正確で動きが素早い。ムリロが後方でストレート(サイドライン)を守るなら、前でブロックはクロスに重視など、今までのスパイカー(ブロッカー)としての経験から役割分担を正確に理解していて、動きが非常にスムーズだとほめていた。そんなことは当たり前ではないか、と思うが、その基本を100%できるかできないかは勝敗に大きく響いてくる。

SESIでは、レシーブにムリロとWSのルイス・フェリペ、ドグラス・ソウザ(リオ五輪代表)が入る。経験の少ないリベロを崩す手もあるが、ムリロはそう簡単に崩れない。当然、若いドグラスが狙われる。となれば、相手のサーブコースがほぼ決まってくるので、レセプションが楽なことこの上ない。リベロになっても変わらぬコート内での存在感で、相手にプレッシャーをかけている。

38歳のベテランセッターのウイリアム・アルジョーナ(リオ五輪代表)も、パスがきれいに入るのでセッターはとても楽だそうで、「この分なら僕もまだ数年セッターができるよ」と冗談がでるほど、チーム内の評価は上々だ。

ムリロがリベロとしてまた代表の黄色いユニフォームを着る日があるのか。今後の活躍に期待したい。

 

ブラジル在住 唐木田 真里子

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