2018-01-24 20:40 追加
新加入対決は三重がホーム北海道に逆転勝利!V・チャレンジリーグ2東川大会レポート(前編)
熱いフルセット2戦、最後の最後に思いがけぬ結末が待ち受けた。
V男子
ヴォレアス北海道ホームゲーム第2弾、V・チャレンジリーグ2に所属するクラブ形態の4チームが勢揃いしてのVリーグ東川大会が、1月20日-21日におこなわれた。
前後編の前編は、熱いフルセット2戦、最後の最後に思いがけぬ結末が待ち受けた、1月20日(土)のレポート。
そこは小学校だった
2日間大会が開催された、北海道上川郡東川町。JR旭川駅からは、開幕戦の鷹栖に引き続いて、会場までのシャトルバスが運行されていた。このバスは、途中経由地の旭川空港で、第1試合に出場するチームの選手数名を乗せた。駅から揺られること小一時間で、試合会場「東川小学校」に到着した。
シャトルバスを降りると、2014年に移転新築された校舎の周りは雪一色。青空に白い雪が映える。体育館の入口まで「VOREAS」とVリーグの幟がはためいていることに気がつかなければ、そこがVリーグの試合会場であると気がつくのが容易くないだろう。
開門とともに、靴箱がポスターでコーティングされた玄関を入ると、まだ体育館には入れないという。ウォーミングアップに向かう選手をしばしば体育館内に入れてはカーテンを閉めるスタッフ。そこで、入場した観客が向かったのは、体育館入り口の真向かいで口を開けていた「東川スタイルプラザ」であった(今回ホームゲームの入場券は、「東川スタイルプラザ」の入場権を兼ねている)。試合開始1時間前までは、皆ここで待ちながら、美味しい食事を愉しみながら、ヴォレアスの歩みを会場内のビジョンで振り返りながら…という趣である。
実は、この「東川スタイルプラザ」の正体は、普段は全校児童や教員が給食を食べるカフェテリアである。このほか、大会を実施するにあたり、校舎内のいろいろなスペースが遣われている。選手控え室の表示をよく見たら「図工室」だったり、取材やインタビューをおこなうためのスペースは音楽室で、ピアノやティンパニなどのおおきな楽器が置かれていたり。それぞれのスペースに地元産の木材が遣われ、落ち着いた雰囲気を醸し出していた。
体育館の周辺を歩いていたら、おおきなテーブルに画用紙を拡げて絵を描く子ども達の姿があった。「テーマ『オオカミの森』で、自由な発想で絵を描いているんです」と、その場を担当しているスタッフが語った。伸び伸びとした狼たちが、やがて傍らのホワイトボードにたくさん展開されていた。
13時、試合開始1時間前に体育館の扉が開き、戦いの舞台が露わになった。第1試合に出場する、東京ヴェルディと千葉ゼルバが、ウォーミングアップを進めていた。
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