2018-01-26 21:30 追加
ホーム北海道勝利で締めくくり 各クラブチームにそれぞれの収穫 V・チャレンジリーグ2東川大会レポート(後編)
V・チャレンジリーグ2東川大会 1月21日のレポート。
V男子
V・チャレンジリーグ2東川大会、2日目・1月21日のレポート。
(前編・1月20日はこちら)
日曜日の朝は雪。土曜日に較べて急激に冷え込んだ。会場入口に飾られたボードも、雪が反射して少々寒そうに見える。そして、ボードに写ったホーム・ヴォレアス北海道の古田主将は、現在戦列を離れている。
しかし、会場の中は、体育館も、その周辺も、暖かくて熱い時間が流れている。
日曜日も、第1試合開始1時間前から体育館の扉が開いた。第1試合は12時に始まった。
第1試合 ヴィアティン三重 3-1 東京ヴェルディ
28-26
25-23
20-25
25-22
スターティングメンバー
三重)1WS田中 8MB長谷川 20OP落合 19WS中村 15MB茶屋道 3S野垣 L9打田/17高野
東京V)15OP工藤 10WS三浦 12MB榎本 11S奥田 7WS倉田 20MB中村 L2浅岡
東京ヴェルディは土日とも第1試合で、ホームチームのヴォレアスとの対戦はここでは組まれていない。とはいえ、この大会を俯瞰するとその存在感が大きかった。ヴォレアスに、ヴェルディに所属していた選手がいる、今のヴェルディに北海道出身の選手がいる、北海道まで駆けつけたサポーターの応援が響く、それぞれの選手の個性と主張がつよい、など、思い当たるさまざまな要素があった。
三重は前日の勝利の勢いをこの試合に繋げ、2セットを先取した。ブロックが非常に効果的であった。第3セットに入ってセッターを替えたヴェルディは、序盤からサーブで攻めて一方的にリードを拡げた。第3セットを取り返し、第4セットの立ち上がりも良かったが、その後競り合う展開となり、三重がやはりブロックから流れを掴んで振り切った。それぞれのチームの特徴が出た面白い試合だった。スターティングメンバーだけではなく、選手交代の妙がそれぞれにあった。
■北海道でその勇姿を
この日のヴェルディは、北海道出身の3選手(三浦拓也選手、榎本京祐選手、中村龍哉選手)がスターティングメンバーに顔を揃えた。前日出場機会のなかった中村がこの日はスターティングメンバーで起用され、高さのあるクイックや鋭いサーブで存在感を見せた。中村は札幌市出身だが、バレーボールを始めたのは北海道を離れてからで「北海道でプレイするのは初めて」。
第2試合でヴォレアス北海道と対戦する千葉ゼルバには、釧路出身のベテランMB・藤原裕和選手が所属している。
体育館入口近くにヴォレアスグッズ販売コーナーがあり、そこではTシャツがよく売れていた。大きなサイズから売り切れになっている表示があるなあと思っていて、ふと目を向けると、試合を終えた三重の選手たちがヴォレアスTシャツに身を包み、コートに向かおうとするヴォレアスの選手を激励する、という光景が見られた。
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