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インタビュー

2018-02-28 18:00 追加

新主将に聞く ヴィクトリーナ姫路・河合由貴(前編)「やっと戦えるチームになってきました」

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2月1日に第2子を出産した竹下佳江監督。昨年12月の天皇杯皇后杯ファイナルラウンドでは妊娠9か月の身重の体で采配を振るった

──では少し振り返って、河合選手が復帰を決めたのは竹下(佳江)監督からの誘いだったからだそうですね。

河合:(JTマーヴェラスを引退してから)6年ぐらいバレーを本格的にやっていなかったので、声をかけていただいたときは、“え!? なんでだろう”って思いました(笑)電話だったんですが、とりあえずびっくりしたので、「え?」しか言わなかったです。でも辞めている間も、(竹下監督とは)連絡を取っていたので、言われる前に会ったときに、「今バレーやってるの?」って聞かれて、「あ、9人制でやってます」、「楽しい?」「楽しいです」みたいな会話をしたんですけど、振り返るとそういう意味でも聞いたのかなとちょっと思いました。

──9人制をやっていたんですね。

河合:クラブチームで週に2回ほどの練習でした。でも小学校から一緒にやっているメンバーだったり、みんな上手で、試合に勝てたりしたので、普通に楽しかったです。ほんとにクラブチームという感じで。

──そして「え?」って答えたあとはどんな感じで。

河合:「急に答えは出ないと思うから、ちょと考えてみて」といった感じで言われたので、“どうしよう”と思って。でも早めに返事をしました。大分県代表として国体に出たときに、6人制をやって、“やっぱり6人制って楽しいな”って思ったことがあったので。それがなかったらやっていたかわからないです。6人制をやったことは大きかったです。

──それで「やります!」と?

河合: これを断わったら、絶対後悔するだろうなと思って。小学校の頃からずっと憧れていた竹下監督、JTでも一緒にプレーして、そんな偉大な人から、6年もブランクがあるのに声をかけてもらって、こんなことってないだろうと思ったので、「お願いします、やります」と言いました。

──見てくれていたのですね。JTの頃から気にしてくれていたのでしょうね。

河合:そうかもしれないですね。私がけっこうトスのことなどいろんなことを聞いたりしていたんです。それで教えてもらったりしていました。すごいお手本がいるのに聞かないのはもったいないと思っていたので、何でも聞きたいと思って、普段から話すようにしていました。

──セッターとしてすごいなと思ったことはありました?

河合:人をよく観察してると思いました。「セッター思考」(竹下監督の著書)という本にも書いてありましたが、「食事しているとこを見て、この選手調子いいんだろうな」といった感じで見ていると。私もけっこう見ているほうだと思っていたのですが、食事までは見たことないと思って、すごいと思いました。


──河合選手のチェックポイントはどこでしょう。

河合:ご飯のときは見ていないですが(笑)その日の朝のテンションや、ゲームするまでのレシーブやスパイク練習を見て、“きょう、こんな感じなんだ”と。普段の、バレー以外の仕事や下の選手だったら雑用などもプレーにつながってくることが多いので、けっこう見ています。

写真:堀江丈

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