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インタビュー

2018-04-11 08:00 追加

新鍋理沙「中田監督の目指すバレーに近づきたい。相手が嫌だと思うプレーヤーになりたい」(後編)

久光製薬・新鍋理沙選手インタビュー 後編

SV女子

全日本女子バレーボール、中田久美ジャパンの2シーズン目がスタート。レセプションアタックを重視する全日本で、サーブレシーブの要としても期待されているのが、V・プレミアリーグ優勝の立役者、久光製薬スプリングスの新鍋理沙選手だ。インタビュー後編では、全日本への思いや、理想とするプレーヤー像、好きなこと、やりたいことなども話していただいた。

──全日本についてお聞きします。新鍋選手から見て、2年目の今年、積み上げていきたい部分はどんなところですか。

新鍋理沙(以下、新鍋): 去年は1からのスタートだったので探り探りでしたが、今年は去年やってきたことプラス何か、積み重ねていかないといけないと思います。パスや切り返しからでもテンポよく攻撃までいけていれば、けっこういい形で点数が取れていたことも多かったと思うので、久美さん(中田監督)の目指すバレーにもっと近づいていきたいです。

──その久美さん(中田監督)のバレーの生命線はサーブレシーブの精度だと思います。そのあたりで新鍋選手への期待は大きいと思います。

新鍋:やっぱりサイドアウトを回せないとなかなか勝てないと思うので、1本目が一番大事だと思います。ローテによってセッターの出てくるところが違うのでセッターが上げやすい場所やボールの質、そういうところまでちゃんと考えてパスを持っていける技術を身につけられるようにしたいと思います。

──それは本当に大事なことですね。新鍋選手が目指す理想はどういう選手ですか。どこを強みにしたいですか?

新鍋:やっぱり一番はディフェンスを頑張らなければいけないですし、もちろんオフェンスももっともっとやらなければいけないです。身長がない分、技術で勝負しないと高さでは勝てないので、パスの正確性や(攻撃の)スピード……相手が嫌だと思うようなプレーヤーになりたいです。

──いつもうまいなと思うのですが、新鍋選手はいいところに打ちますよね。空いている場所が見えている感じなのでしょうか。

新鍋:うーん……どうかな? 調子いいときはブロッカーは見えますが、ディフェンスはあんまり見えていないかな(笑)でも……ブロック1枚になると、みんな高めに入ってたたきつけたりすると思うんですけど、そういうときに、逆に奥に打ったりして決めるのがちょっと好き(笑)あははは。

──バシッと決められるのになんであえて後ろ、みたいな(笑)ルーク(アキンラデウォ)さんの、奥にロングフェイントのような……

新鍋:そうそう、そういうのもできるようになりたい(笑)

──トスも二段とかさりげないけどきれいですよね。アンダーでも回転もいい感じに消えて。オールスターではセッターもよかったです。

新鍋:あははは。二段トスはちょっと好きです(笑)

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