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インタビュー

2018-05-10 08:00 追加

中垣内祐一監督インタビュー前編「柳田に期待するのはシンプルにサーブ。西田を選んだ理由は見ればわかるでしょう」

中垣内祐一監督インタビュー

全日本代表 男子

全日本男子バレーボールチーム監督の中垣内祐一さんにお話を伺った。2年目になる全日本チームの構想や、今年度選出した選手についてなど。(取材日:4月22日 紅白戦後)

 

--監督就任初年度をを経て、リーグを通して視察されて2年目を迎えるにあたっての構想をまずお聞かせください。

中垣内:構想は去年と一緒だよ。構想っていうかチームの向かうべき形は一緒だよ。選手もそんなに変わらないしね。

 

--どんなチームにしたいですか。

中垣内:この前の冬季五輪のパシュートのチームのように、個々の力では優れなくても、チームの力で勝ちをもぎ取っていくようなチームにしたいですね。そこにしか日本の活路はない。バトンの精度を上げるのと同じで、いろんなプレーの精度をどんどん上げていきたい。

 

--今年からトスをより速くしたっていうのはどうだったんですか。

中垣内:クイックとパイプを速くしたいということです。

 

--柳田選手がサイドのトスも速くなったって言ってましたよ。

中垣内:それは速くなったかもしれないけれど、自然の流れが早くなっただけで、こっちから速くしろって言ったわけじゃない。

ドイツリーグは遅いからそう感じたのかもしれないけれども、練習では確かに速くなっている。

だからといって何も闇雲に速くすればいいっていうものでもなく、速くするべきところはしてそうでないところでは高くしている。たぶん、(大竹)壱青や出耒田(敬)がいなければ全部速いテンポでできると思うけど、そこの兼ね合いが難しいね。

 

ーー今日の紅白戦はどう見られていましたか。

中垣内:けが人が何人かでて出るべき選手が出ていなかった中では、みんな来てくださったお客さんのために頑張っていたと思う。勝ち負けについては、チーム力をイーブンにするようには全く分けてないので、勝ち負けで選手の評価をするということは全く考えていない。

今日はトスはところどころ普通に戻っていた。

 

ーーそもそも柳田選手を主将にした理由は何だったんですか?

中垣内:おみ(深津英臣)のキャプテンは全然不満はなくてとても満足していたし感謝もしている。だけどもセッターをキャプテンにすることに対して、反対意見があった。試合中主将として審判に説明に行くということよりも、その時間にセッターとして次の組み立てを考えてほしいというような考え方がスタッフから出されたのでそうした。そういう理由で、セッターをキャプテンにするというのは今回はやめた。

柳田を後任に選んだのは、1年間彼を見ていてそれが出来ると思った任せられると思った。それが理由です。

 

ーー柳田選手になってほしい姿とは。

わかりやすいですね。サーブです。サーブでガンガン攻めてほしい。

 

柳田は合流して数日だけなので、周りとは違うが、最初からサーブが走っていて、さすがお客さんの前で、いいサーブを入れるなと感心しました。ネーションズリーグでも走ってほしいですね。サーブレシーブはあまりしなかったので評価はできない。

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