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会見・コメント

2018-05-24 08:17 追加

ネーションズリーグ女子 ベルギー戦コメント 中田久美監督「戸江が最後まで頑張ってくれてよかった」 新鍋理沙「ブロックが1枚になったら確実に点数につなげたい」

ネーションズリーグ豊田大会 ベルギー戦コメント

全日本代表 女子

 バレーボールネーションズリーグ女子豊田大会第2戦、日本はベルギーと対戦し、3-0で勝ち今季のホーム(国内)初勝利を挙げた。日本は予選ラウンド通算2勝3敗に。試合後の中田監督と選手のコメントをお届けする。

日本3-0ベルギー(25-19、25-20、25-19)

■中田久美監督
 情けない、ふがいないアメリカ戦からなんとか気持ちやチームの雰囲気も変えたい思いで臨みました。試合を通して、選手たちが役割をしっかりと果たしてくれた試合だったと思います。オランダ戦に勝って、いい形で日本ラウンドを終えて香港に向かえるように頑張りたいと思います。

 ベルギーはコミットではなくリードブロックで来たので、中から外だったり切り込んだりといったコンビネーションバレーが有効だと印象があったので、選手たちには動けるときには動くようにと指示していました。

 リベロについては、どこかのタイミングで戸江(真奈)を使いたいと考えていました。ネーションズリーグ始まってから井上(琴絵)が安定性に欠けた部分があったので、スタッフとの意見が若干割れましたが、スタートから使う判断をしました。もし戸江のディグかサーブレシーブが崩れた時は、(リベロを)2枚併用して使おうと思いました。顔面蒼白になりながらも最後まで頑張ってくれてよかったと思います。

 新鍋(理沙)を使うと、1枚速い攻撃がライトにあるということで、ベルギーのサイドのブロッカーが遅れてくる。サーブレシーブができるので、古賀(紗理那)や石井(優希)をサーブレシーブから外して負担を軽くできる。堀川(真理)が入る時と比べるとバックアタックはなくなりますが、何を優先順位にするか。ベルギー戦にかぎって言えば、ディフェンス力を優先にしました。バックアタックがなくなっても新鍋を使ってディフェンスを安定させてサイドで切っていく。そういう形もあっていいんじゃないかなと。

 バックアタックについては、ラリーの中で、黒後(愛)、井上(愛里沙)、石井もそうですが、さぼらずに入っていたことが非常によかったと思います。ベルギーは真ん中にブロックが残っているので3枚つくケースが多くなるだろうと思っていましたが、そこはうまく打ち抜いてくれたのでよかったと思います。

■新鍋理沙選手
(日本最多16得点)
 アメリカ戦で何もできずに終わってしまったので、選手でもう一度チームの約束事を確認して試合に臨みました。試合の中で、話したことができていた場面もあったと思うので、オランダ戦でももっとできるように頑張りたいと思います。

 (55.56%とアタック決定率が高かったことについては)ミーティングでもライン側(ストレート)があいているとか、試合の中でもコーチから相手ブロックがどっちをしめていると指示をしてもらったこともありますし、こよみさん(冨永)がいい所で使ってくれて1枚にしてもらえることが多かったこともあります。「1枚になったら決めなくてはいけない」というチームの約束事もあるので、1枚になったときにはワンタッチとられたりせず、確実に点数につなげたいと思います。

■冨永こよみ選手
 雨の中たくさん応援にきていただいて、その応援を力にして勝利することができました。自分のプレーとしてはまだ納得のいくレベルではないですし、アタッカーに助けてもらってばかりだったので、反省点が多かったですが、まずは日本で1勝できたのでオランダ戦につなげたいと思います。技術的にトスにスピードが出ていないので初速のスピードや、遠いところから上げた時のスピードを速めていきたいと思います。

■岩坂名奈選手
 得意としているブロックで、ベルギーはアメリカよりテンポが遅い分、チャンスはあったと思うのですが、そこでブロックとディグの関係がよくなかったところもあったので、オランダ戦に向けてもっとよくしていきたいです。まずは日本ラウンドで勝利できたことがよかったと思うので、この勢いを崩さずに臨んでいきたいです。

 (ミドルブロッカー)は芥川(愛加)を含めて4人で練習からいろんな話をして、試合でも全員でどこがあいていると伝えあったり、スパイクやブロックでも助け合いながらやっています。試合でそういった所をミドル全員で出していけば、サイドへの負担も減っていくと思うので、コミュニケーションを取りながらミドル全員がもっと活躍できるように4人で頑張っていきたいと思います。

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