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バレーボールマガジン>インタビュー>母はあの郎平にトスを上げたサラブレッド・李 博「サーブとスパイクを武器に、攻める姿勢を忘れずに戦いたいです」

インタビュー

2018-06-03 18:30 追加

母はあの郎平にトスを上げたサラブレッド・李 博「サーブとスパイクを武器に、攻める姿勢を忘れずに戦いたいです」

全日本代表 男子

攻めと安定を兼ね備えたサーブを武器に

――今年も中垣内(祐一)監督が速いバレーをテーマに掲げていましたが、その中心を担っていく役割になりますね。昨年はのびのびできたと思いますが、今年は期待されている分、プレッシャーも感じるのでは?

李:もちろん、勝利を追求していかなければならないというのもありますけど、そこまでプレッシャーを感じたりはしていないですね。去年やってみて、いろいろ課題が出てきました。例えば、サーブなら、まだ攻められなかった部分があったので、攻めと安定を持ち合わせた技術を身につけていくとか。プレッシャーよりもそちらの方に意識が行っている感じです。

――サーブは武器にしていきたい?

李:攻めと安定感の両方が揃うことが大事だと感じています。攻めたからといってミスしていいわけではない。安定があってこその攻めだと思うんです。「攻めるけど、入れろ」と。

――国内では結果が出てきているのでは?

李:でも、結構アウトにしてしまうこともあるので、やはり安定感が大事かなと。でも、強気な姿勢は忘れずに持ち続けたいです。サーブでブレイクしないと、ブロックでは難しい部分もあるので…。

――全日本には柳田(将洋)選手など、サーブのいい選手がいますが、他の選手も参考にしている?

李:そうですね。サーブは唯一個人で完結できるプレーなので、やり方次第で伸ばすことができると思うので、上手い人の技術はどんどん取り入れていきたいです。

――攻撃面では、どんなところを伸ばしていきたいですか?

李:攻撃は、去年同様、速い攻撃を中心としたバレーになると思うので、今までやってきたことをもっと強化していきたいです。それに加え、ブロックをかわして中に入ったり、外に逃げたりといったプレーももっとできるようになりたいですね。

海外の選手はノーブロックのつもりで打ちにいくと、腕が長いから急にブロックが出てきて意表をつかれることがあるんです。それでシャットされた場面が結構あったので、かわして打ったつもりでも、最後までブロックをよく見て打つ。それでも、ブロッカーが来る時は来るので、当てて利用してブロックアウトを狙うなど、最後まで集中して打つことを大切にしたいです。

――ミドルはブロックも大事だと思いますが、ブロック面では?

李:高さも大事ですが、当たったら、いいワンタッチとか、いいシャットとかができるようになりたいです。止めるのももちろんですが、当たった時にどう次のプレーにつなげるかが重要になると思います。

1回手に当たったボールをどう相手コートに突き刺すかと同時に、味方にいいボールをワンタッチで送るかですね。まず、手の出し方、これは意識してやっていきたいと思います。いつもブランさん(フィリップ・ブランコーチ)などに、「手の出し方が甘い。もっと相手に突き刺すくらいの、前に突き出す出し方をしなさい」と言われます。

――もっと思い切り手を出した方がいいと?

李:そうですね。海外の選手が高いといっても、全部が全部、ブロックの上から打たれるわけではないので、間を抜けるボールとか、手のすき間とか、もったいないボールをできるだけ減らす。そういうボールはしっかりと押さえるということ。そこを意識してやっていきたいです。

――いちばん得意なプレーは何ですか?

李:得意というか、好きなのはスパイクです。Bクイックが好きですね。

活躍した今年のネーションズリーグ予選ラウンド、オーストラリア戦

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