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会見・コメント

2018-06-12 04:34 追加

イタリア代表・ランザ主将「日本はどんな状況でも最後まで諦めない」ブレンジーニ監督「西田がどう得点できるか解決策を見つけてしまい辛かった」

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■ジャンロレンツォ・ブレンジーニ監督

 勝とうと思っていたが、勝てなくて非常に残念です。いくつも難しい時が今回の試合にはありました。うちのチームではレセプションの時にいくつかやりたいプレーを展開できたのですが、そのほかにやりたかったことがうまくできなかった。特に第4セットの中盤から難しい状況になり、得点をしっかり決める状況ができなかった。一方、日本は同じタイミングでサービスが効果的に決まったので、こういった結果になりました。

(質疑応答)
――2点あります。今日、日本のバレーのどんなところに苦しめられたのか? 監督から見た西田選手、彼はまだ18歳なのですが、印象を聞かせてください。

監督:今日に関してはサービスに苦しめられた。特にジャンプサーブです。西田選手と柳田選手に特に苦しめられた。第1セットはイタリアを取りましたけど、プレーの質の点で十分苦しめられました。日本はプレーの波がない、安定したところがすごかった。
第2セット以降は、ゲームの組み立ての点で苦労した。日本は素晴らしいディフェンスをしていたが、イタリアは得点を決めるための正確さが欠けていた。特に得点を決めるために正しいアタッカーを選ぶことができなかったのが敗因だと思います。

 (西田について)大変良い印象を受けました。特にサービスが素晴らしかったと思います。攻撃の面でも勇気ある攻めをしていたと思う。4セット目、5セット目は彼に角度のあるアタックを決められてしまいました。うちとしては、3セット目の終盤以降、ブロックの修正を試みたかったが、第3セット終盤含め、4セット目、5セット目、西田選手の方がどうやったら得点をできるかという解決策を見つけてしまったのが辛かった。

――秋の世界選手権で、日本は開幕戦でイタリアと当たりますが、今日の敗戦はどんな影響を与えるでしょうか。そして世界選手権の日本戦でどんな戦いをしたいか教えてください。

監督:今の時点では、世界選手権はずっと先のことと捉えている。だから、開幕戦について話すのは早いと思う。また、9月まで時間はたくさんありますし、やるべき選手や練習もたくさんあると思います。このネーションズリーグを通して、経験を積むことができますし、今回私たちはイタリアの選手権が終わってから、練習できずにすぐにネーションズリーグに臨んだ。世界選手権にはそれとは違う、練習を積んだ状況で臨めると思うので、今回と違うシチュエーションにはなると思う。

――今日の敗戦を受けて、来週以降のネーションズリーグをどう立て直しますか? また、6番のセッター・ジャンネッリ選手が負傷しましたが、チームにどう影響を与えましたか? また、負傷箇所は右足のふくらはぎですか?

監督:まず来週以降の立て直しについてですが、今の時点で、来週までにどう立て直そうかというのを考える時間がない状況。だから、実戦を戦いながらプレーを改善していくしかないというのが実情です。来週についても今週とアプローチは同様で、移動の旅をした後に試合をしながら、立て直すことになる。今回はとにかく練習する時間もなく、試合を立て直す時間もなかった。
 ジャンネッリ選手は右足ふくらはぎではなく、右膝です。まだ膝の状態がどんな状態か判断ができない。ドクターからの判断待ちです。

文・写真:大塚淳史

写真:FIVB
写真:FIVB

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