2018-06-15 12:09 追加
全日本女子、ロシアにフルセットで敗れ、7勝8敗で大会を終える。寺廻強化委員長「サーブレシーブが乱れた時の連続失点が課題」 ネーションズL
ネーションズリーグ女子予選ラウンド 最終戦の結果
全日本代表 女子
バレーボールネーションズリーグ女子大会は、14日、ポーランドのバウブジフで予選ラウンド第5週、第3戦(最終戦)が行われ、日本はロシアと対戦。2-3(25-19、14-25、16-25、25-23、10-15)で敗れた。ファイナル進出を逃した日本は、予選ラウンド7勝8敗の10位で大会を終えた。
ロシア戦のスターティングメンバーは、新鍋理沙、岩坂名奈、古賀紗理那、黒後 愛、奥村麻依、冨永こよみ、井上琴絵。
第1セット、黒後と古賀を対角に配してスタート。立ち上がり、ロシアのサーブで古賀が狙われ、相手ブロックとレシーブからの切り返しで得点を重ねられて1-5となり、日本は1回目のタイムアウトを要求。
しかし、タイム明け、キャプテン・岩坂の連続ブロックが決まり、サーブレシーブも落ち着きを取り戻して7-8と1点差でテクニカルタイムアウトに。その後、サイドアウトの応酬から奥村のブロックポイントで16-14として2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
切り返しから古賀選手のスパイクが決まり、18-15とリードを広げたところでロシアもタイムアウトを要求。古賀のスパイクが連続で決まって21-16とし、最後は相手エースのマリフを黒後が1枚でブロックし25-19でセットを先取した。
第2セットは、日本にスパイクミスが続き、4-7とロシアがリード。テクニカルタイムアウト明け、連続ブロックで6-11とリードを広げられ、日本はタイムアウトを取るが、なおもロシアに連続得点され、6-14で2回目のタイムアウトを要求した。
日本のミスも重なり、8-20と一方的な展開となったが、石井優希、田代佳奈美の2枚替えからリズムを取り戻し、連続得点で13-22と追い上げたところでロシアもタイムアウトを要求。しかし、最後はミスで14-25となり、セットを取り返された。
第3セットは、セッターを冨永から田代に代えてスタート。相手ブロックに立て続けにシャットアウトされ、リズムをなくして3-8とリードされ、テクニカルタイムアウトを迎える。
ブレイクチャンスにスパイクミスが出て、7-14とリードを広げられ、1回目のタイムアウトを要求。ロシアのブロックとディフェンスに苦しみ、切り返しからの速攻も決められて、 10-18となったところで2回目のタイムアウトを取る。
サーブで崩され、相手の高いブロックに捕まるという悪循環を抜け出せずセットを連取され、後がなくなった。
第4セット、岩坂に代えて芥川愛加、古賀に代えて石井を投入し、スタート。序盤からサーブが機能し、奥村の速攻も決まって、8-5とリードを保ち、1回目のテクニカルタイムアウト。
しかし、その後はスパイクミスと相手ブロックで8-8とされ、タイムアウトを要求。16-15で2回目のタイムアウトを迎えた後、20-18でロシアのタイムアウト。リリーフサーバーで入った冨永のサーブからも得点し、最後は芥川の速攻で接戦をものにして、フルセットへと持ち込んだ。
第5セット、立ち上がりはスパイクミスが連続し、0-3とリードされて1回目のタイムアウトを要求。続いて、ロシアのブロックで2-6とリードを広げられ、日本は早くもタイムアウトを使い切った。サーブレシーブが崩れ、3-8でコートチェンジとなる。
4-10からはサイドアウトの応酬となるが、点差は縮まらない。しかし黒後のブロックが決まり、8-12と追い上げたところでロシアもタイムアウトを取る。
さらに反撃を試みるが、相手エースのマリフにバックアタックを決められ、最後はボロンコワのライトからの攻撃が決まり、ゲームセット。勝利には届かなかった。
■寺廻太強化委員長のコメント
ポーランド大会3試合ともフルセットを戦い、最後は敗れはしたものの、日本のサーブが機能し、ディフェンスからの攻撃で粘り強く戦えている時は、高さのあるチームに対しても互角以上だった。
ネーションズリーグを通しての課題として、サーブレシーブが乱れた時の連続失点を減らす重要性を意識した。
写真:FIVB
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