2018-07-06 19:22 追加
U-18男子、イランを3-1で下し、決勝進出 アジアユース男子選手権
アジアユース男子選手権大会(U-18) セミファイナルラウンドの結果
全日本代表 男子
第12回アジアユース男子選手権大会(U-18)は、5日、イランのタブリーズでセミファイナルラウンドが行われ、日本は地元・イランと対戦。完全アウェーの中、3-1(25-20、25-22、25-27、25-16)で勝利し、決勝進出を決めた。
決勝戦は6日の現地時間18時30分(日本時間23時)からで、予選ラウンドで敗れた韓国と再び対戦する。
イラン戦のスターティングメンバーは、水町泰杜、柳北悠李、伊藤吏玖、岩本大吾、糸山大賀、重藤トビアス赳、荒尾怜音。
第1セット序盤、柳北のスパイクとサービスエースをきっかけに3連続得点を奪うと、イランが最初のタイムアウトを要求。その後も柳北のバックアタックや、キャプテン・水町のサービスエースでリードする。
しかし、日本はタッチネットの反則から相手サーブに崩されて連続失点で9-7となると、ここからは1点ずつを取り合う展開で12-9。何とか2 回目のテクニカルタイムアウトもリードして迎えた後、糸山と伊藤のブロックで19-14とする。
イランはセッターを交代してリズムを変えてくるが、重藤のサーブが当たり、3連続ポイントで22-16。柳北にもブロックが出て、最後は水町がレフトからクロスに決めて、セットを締めくくった。
第2セットも第1セットと同じメンバーでスタート。5-4 まで相互に点を取り合った後、重藤のレフト攻撃を機に、伊藤のブロックも決まる。サーブミスとタッチネットで連続失点を犯すが、重藤がライトからストレートに決めて、8-7で1回目のテクニカルタイムアウトに。
そこからは相手ミスで先行するが、クイックを止められず、1点差に迫られて、12-11。それでも重藤や伊藤が決めて、2回目のテクニカルタイムアウトも先行して迎えた。
終盤は競り合う展開で、21-21から重藤がポイント。ここで重藤のきわどいサーブがアウトと判定されてしまうが、長いラリーからやはり重藤のバックアタックでリズムをつかみ、最後は柳北のブロックでセットを連取した。
第3セット序盤は、お互いにサーブが走り、水町が二段トスを決め、8-6で1回目のテクニカルタイムアウトに。
しかし、イランに連続得点を許すと、バックアタックのミスで11-12と逆転され、一進一退となる。相手のセッターのダブルコンタクトで16-15となり、2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。
終盤は地元イランの応援団が盛り上がる中、お互いサーブミスを連発。20-20からイランはメンバーチェンジを行うが、重藤や柳北が決めて、水町もポイントし、24-23とマッチポイントを迎えた。イランがタイムアウトを要求した後、日本はサーブミスを犯し、さらにスパイクミスで24-25。逆にセットポイントとされ、選手交代で執念を見せるイランに25-27でセットを取り返された。
第4セットも同じメンバーでスタート。水町のプッシュと重藤のサービスエースで2-0とする。サーブミスの後、サーブレシーブを乱され、相手セッターにダイレクトスパイクを決められて3-3に。そこから競り合うが、糸山と重藤の連続ブロックで8-7とし、テクニカルタイムアウトを迎える。
しかし、重藤が連続でブロックされ、8-10で日本がタイムアウトを要求。柳北、水町のバックアタックでリズムをつかみ、11-10と逆転する。その後、柳北にもブロックが出て、相手のスパイクミスを誘い、16-14で2回目のテクニカルタイムアウトに。
ここから柳北が好サーブでイランを崩し、岩本がダイレクトスパイクを決め、さらに相手のスパイクミスを誘った。また、リベロの荒尾が好レシーブで水町の攻撃につなげて、19-14。イランは2枚替えで反撃するが、日本の勢いは止まらず、柳北がサービスエースを2本決めて22-14とすると、最後は伊藤や水町、重藤らがしっかりと仕事をしてこのセットを取り、勝利を収めた。
イランの熱狂的な応援とボリューム最大の音楽が鳴る完全アウェーの中、冷静に自チームの戦い方を貫く一方で、アナリストが立てた作戦を着実にこなした。
■本多洋監督のコメント
昨年の世界ユース選手権大会の覇者イランと、3位だった日本が、この場でレベルの高い試合ができたことを喜んでいる。(今年度から採用されている)アジアバレーボール連盟(AVC)の新しい試合方式については、初めからトップモードに入るよう準備をしなければならないと考えていたが、ここまでこられたことで、一定の収穫があったと思う。
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