2018-09-08 09:21 追加
全日本男子 中垣内祐一監督「西田有志の成長でオポジットの攻撃力が上がったのは収穫」(前編)
全日本男子 中垣内祐一監督インタビュー
全日本代表 男子
いよいよ9日(現地時間)からイタリアで世界選手権の男子大会が開幕する。中垣内祐一監督に出場選手のこれまでの評価などについて話を聞いた。
――ネーションズリーグを振り返って。イタリアやイランに勝つなど成果もありましたが、12位という結果でした。得られたものと、結果について思うところを教えてください。
中垣内:6勝9敗という成績は予想通りでした。12位という結果についてはアジアで1位になりたかったので残念でしたが。西田(有志)の成長により、オポジットの攻撃力が上がったことは収穫だったのではないでしょうか。イタリア戦の勝利については二軍だったということもあります。ただ、トップチーム以外なら十分勝てるということは確認できたと思います。イランも平均身長の高いチームでしたが、勝てましたし。
――ネーションズリーグでスタメンがAチームの時とBチームの時がありましたが、過酷なスケジュールを乗り越えるために、そのようにされたのでしょうか?
中垣内:ひとつは疲労分散のため、もうひとつは出場機会をみんなに与えるためという目的がありました。
――個々の選手について伺います。まず、柳田将洋主将の評価からお願いします。
中垣内:安定していますね。サーブも徐々にアップして数字を上げました。まだ少し遠慮もあるけれど、キャプテンシーを発揮できていると思います。寡黙にやってくれている印象で、他の選手の励みになってると思います。
――先ほど名前の出てきた西田有志選手はネーションズリーグでベストスコアラー4位という結果を出しましたが…?
中垣内:ベストスコアラーの数字はあまり意味を持たないものだと思っているので、その数字そのものは評価していませんが、彼が経験を得たことは確かだと思います。ネーションズリーグ期間に疲れから体調不良になったこともありましたが、(諸外国のチームに)彼の名前を覚えてもらえたのはよかったと思っています。
――最年長の福澤達哉選手について。起用する機会が多かった印象がありますが…?
中垣内:福澤はリオデジャネイロ五輪OQTの頃とは別人のようです。ここ(全日本)にいる理由が発揮できていると思います。年齢的にコンディションに左右されることもあると思うけれど、よく頑張ってくれていると思います。ジャンピングフローターサーブ、サーブレシーブをオーバーハンドでとる技術、そしてスパイクも高さ1本勝負ではなく、巧さがあり、30歳を超えてリニューアルして、プレーのクオリティがアップした印象です。
――大竹壱青選手は、西田選手にスタメンを譲る格好になりましたが、監督から見て、どのような印象がありますか?
中垣内:大竹は控えとして途中出場しても、十分な活躍ができていると思っています。サーブはよかったけど、ミスも多かった。西田と切磋琢磨して、ともにレベルアップしてほしいですね。
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